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大浦竜伍(続8月15日)

大浦竜伍さん
玉ちゃんファンならご存知、「わが家の歴史」の登場人物です。

先日玉ちゃんの戦争物として3作を挙げましたがこの竜伍も戦争の犠牲者ではと云う事でリクエストを頂戴して、遅ればせながら取り上げました。

CXの開局50周年記念番組で3夜連続で戦後の歴史を「八女一家」の目を通して描いたドラマでした。
戦後の主な事件に八女家の誰かが関わると言う強引な設定で、後で次女と結婚するつるちゃんなる人物にかなりその役回りを担わせてます。

三谷幸喜さん作と言う事で一寸期待したのですが、この無茶な設定は理屈を言ったらきりがないですが、まあ不自然でも何でもCXのお祭りと思って見ていればいい番組だったのでしょう。

只、何故主人公の政子を結婚させずに2号さんにしたのか、そしてその政子に寄りかかって暮らす家族には一寸ついていけないところがありました。
戦後生きる為に愛人の道を選んだ女性を描きたかったら主役では無く別の役で登場させて貰いたかったです。

玉山さんの役はその主人公、長女政子の恋人です。
八女家全体が戦後いけいけまっしぐらで表の部分を描いているのに対して夜の女に身を落とす長男の恋人のゆかりと二人で辛い、暗い部分を受け持ちます。

最初八女家の家族では無いし期待していなかったのですが、登場シーンこそ少なかったけれどかなり重要な役でしたね。
玉ちゃんファンの身贔屓ではなく一番真面目に戦後の日本を考えさせられた役柄だったのではないでしょうか。

戦後の混乱を戸惑いながら生きた庶民の思いが良く伝わって来ました。
大勢の登場人物の中でもかなり良く描けていたと思います。

郵便局に勤め、政子と恋人同士ですが招集され出征します。
シベリヤに抑留されてやっと帰国したら恋人は別の男の愛人になっていた。

そして抑留中に共産思想に洗脳され砂川基地紛争などに党員として関わって行くのですが、そのうちに彼は「何に怒っているかわからなくなり」迷っているうちに軍隊時代の上官に誘われて今度は右翼活動に巻き込まれてしまう。
右でも左でも「何でいいから生きていた証しが欲しかった」と言う竜伍の言葉をせつなく聞きました。

最後は国鉄に就職しますが組合闘争に関わるのを暗示しているのかと思うのは深読みですね、多分。
最後の最後、エンドクレジットに被っての登場でしたが、幸せになって欲しいと思いながら見ていたのでこの駅員姿には本当にほっとしました。
はちゃめちゃのお話の中でリアリティを持って見てしまったのは玉ちゃんの演技力?これこそ身贔屓かしら。

最初の郵便局員の姿、召集令状が来て政子と会うシーンです。

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出征の時。

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帰国後、政子の家を訪ねた時。いつも作品毎に全く違う顔を見せる玉ちゃんには珍しく他の役を連想しました。「手紙」の剛志です。同じ人なんだから当然かも知れませんがはじめての事でした。髪型のせいですね、きっと。

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政子の夫?が亡くなって弔問に訪れた時。
このドラマで一番綺麗な玉ちゃんが見られるシーンです。

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国鉄職員 の姿のシーンです。ドラマの最後に登場でした。

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それにしてもこの時はかなり丸いですね。何があったのでしょうか。

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コメント

こんにちは。
お忙しいところこんなに長いドラマをとりあげていただいてありがとうございます。
気軽にリクエストお許しください。ほんとにドラマ自体はフジ&三谷ドラマの紅白みたいでしたが、大浦さんの部分は玉ちゃんだからこそ説得力のあるものになったと思います。
大浦さんについては登場したところから気になったことがありました。出征のときも見送りは政子の家族でしたよね。なんかとてもせつないシーンでした。あと、菜の花さんが深読みかしらとおっしゃってる国労闘争問題ですが、私もありうると思いましたよ。彼ならば自分は退職しても影ながらかつての同僚たちを支援しつづけただろうと勝手に思ってます。今年になってやっと和解したんですよね。ほっとしたことでしょう、きっと。もうおじいさんですな。

うらんさん
リクエスト頂いてもう一度じっくり竜伍さんを見ることが出来て良かったです。
玉ちゃんの演技力の確かさ再確認でしたわ。
只、筆力不足でこんな出来で申し訳ないです。
竜伍に肉親がいないであろう事、書き忘れてウランさんに補足して頂いて有難うございます。
だからこそ「生きていたあかし」が欲しかったのでしょうね。
8月は過ぎてしまいましたがこのような虚構の世界の中でも、一年に一度くらい戦争と真面目に向かい合うのも良い事かと思いました。
竜伍さんのおじいさん姿みて見たいですわ。
綺麗な奥さん貰って可愛い孫に恵まれていますように。

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