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美い声なんですから・・・

年明け早々、中村富十郎さんの訃報がありました。
お若く見えましたが80才過ぎていらっしゃったのですね。

踊りの名手でしたが何よりも口跡の良さで知られていました。
上背の無いのが惜しかったですが品のある演技、明快なセリフ回しが素晴らしい方でした。

最後に舞台を見たのは一昨年11月の歌舞伎座の「仮名手本忠臣蔵」の高師直(実録の吉良上野介)だったと思います。
おん年80歳での舞台で流石に膝がお悪くて座れないし少しはらはらしましたが老いを感じさせない朗々としたお声は流石でした。松の廊下の「鮒だ鮒だ鮒侍だ~」のお声がまだ耳に残っています。

人間って儚いですね、あれだけの素晴らしい「芸」が本人がなくななられると一瞬にして消えてしまうのですから。

前から時々書いていますが玉山さん、滑舌の悪さが一寸気になります。特にサ行が。

暮れに浅野内匠頭を大過なく演じられた、と書きましたが、美しく気品のあるお姿に目がくらんで他の事に気が回りませんでしたわ(笑)

但しこれから、もし時代劇も視野に入れて行くとしたら、そうして内匠頭のような端正さを要求される役を演じる事になるとしたら、滑舌の悪さはかなりマイナスになるのでは。  

長く俳優を続けて行きたいと思われるのでしたら、是非サ行、タ行の発声を克服して頂きたいです。
折角いいお声に恵まれているのですからこのままでは本当に勿体ないです。

忠臣蔵の話題で思い出しましたが約10年前に通し狂言の忠臣蔵を昼夜同じ日に見てふらふらになった事がありました。
その公演でも富十郎さんが師直役でした。そのほか塩谷判官(浅野内匠頭)は勘三郎(当時勘九郎)さん、大星(大石内蔵助)は幸四郎さん、道行のお軽勘平を菊五郎さん時蔵さんと10年前と同じ役の方が5人もでした(昼の部)

勘三郎さんの判官も品が良くてとても好きです。

その勘三郎さんは以前大河の元禄繚乱で大石内蔵助を演じられています。
当時からファンでしたので毎回必ず見ていたのですが、父が「どこが良いのかさっぱりわからない、只の中年のおっさんではないか」と言うのを舞台ではどんなに華があるかどんなに魅力があるか、説明するのに大骨を折ったのを思い出しました・・・余計な話でしたわね。

勘三郎さんは判官のような品の良い役から法界坊のような役まで何でも魅力たっぷりに演じられる素晴らしい役者さんです。
玉山さんも本当に芸の巾の広い良い役者さんと思います。是非「サ行」直してもっともっと大きくなって頂きたいです。

何度見てもこの玉山さん、綺麗で素敵です。

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