« 2009年 | トップページ | 「江」 »

ずっと逢いたかった

暮れに放映された「さよならアルマ」関連で太一が学徒動員されないのは可笑しいと言うご意見をいくつか見かけました。
学徒動員は昭和18年からの事で、太一は17年に満州に渡ってその年から軍属として働いていたと言う設定になっていたと思います。
どうでもいいことではありますけれど・・・

学徒動員からの連想です。
「ずっと逢いたかった」
2005年TBSで放送されたドラマですがDVDになっていなくて 遅れてファンになった私はもう見ることは出来ないとあきらめていた作品でした。
それが「鉄友さん」のご好意で幸せな事に見る事が出来ました。

予想外に素敵な玉山さん・・我ながらお馬鹿と思いながらもう何回も見てはその都度泣いていましたが又泣きながら見てしまいました。お話は・・ご承知の方には鬱陶しいかも知れませんがあまりに感動したので・・・

戦後数十年経った現在、

定年間際でリストラされ、家庭では引きこもりの息子、息子にしか関心の無い妻に悩みを抱える主人公が数年前 小学生だった息子と海辺で手紙の入った壜を拾った事を思い出す所から始まります。
手紙には「雪子さんへ 瑞鶴 機関兵 鳴海勝一海軍予備少尉」とありました。
太平洋戦争中レイテで撃沈され母艦と運命を共にした航空母艦瑞鶴の乗組員が妻に宛てたものでした。

主人公村川は現在の閉塞感から抜け出し自分の Identityを取り戻す為、この手紙を宛名の女性に届ける事を思い立ちます。

鳴海少尉の玉ちゃんと若妻の戸田さんは訪ねた先の人たちの回想として登場します。
軍服姿が凛々しく若々しくとても素敵な玉ちゃん。大原女の姿が可憐な戸田さん。
BOSSのお二人からは想像もつかない初々しさです。

淡路の網元の息子で商船大学校から学徒動員で海軍の機関予備少尉となった鳴海勝一。
祇園の芸妓の子で大原に里子に出されている雪子、二人は
身分違いと鳴海の家から結婚を反対されますが彼に出征の命令が下った為出征前夜に結婚を許されます。

共にすごしたのは一夜だけ、それも只抱き合っただけ、それでも何ものにも換えがたく愛し合った二人の姿が感動的に描かれています。
撃沈された艦の中で「形見になるのは厭ですから無事に帰って嵌めて下さい」と言われた指輪と手紙を壜に入れる夫。
母艦と運命をともにした夫を60年待っている妻。
現代の妻は池内さんが演じています。

訪ね当てた時妻は瀕死の床にあり、村川を夫と思い「お帰りなさい」と迎えます。「只今、60年も待たせてごめんなさい~」と玉ちゃんの声が。

私、彼の声も大好きなんですがこの時の関西なまりの優しい声は何と言っていいかわからないほど魅力的です。
この場面では最初から涙がとまりませんでした。

そして手紙の内容をその玉ちゃんの優しい声が語ります。

平和だったらこうして過ごしたでしょうと鳴海少尉が夢見た画像がナレーションに合わせて写し出されます。
四月のお花見に行く二人の姿から始まって男の子に恵まれて端午の節句を祝う二人、女の子誕生の雛祭りまで幸せな家族の一年の姿が綴られます、

「四月。雪子さんの作ったお弁当を持って 高台寺へお花見に行きましょう 」
このナレーションから始まり一家4人で手をつないで陽に輝く海を見つめる海岸のシーンでの少尉のこの言葉で手紙は終っています。

「男が戦場に行き女が不安な日々を過ごすそんな事の無い世の中が来るでしょうか。
二人が歳を重ねてお祖父ちゃんお祖母ちゃんと呼ばれる日が来るでしょうか。」

今こうしていても涙が出てくる位心を打つお話でした。
作品の出来としてはどうかなんてどうでも良いくらい、出征前夜のシーンからもう涙が止まらなくて・・・

優しく凛々しいその役作りは玉山さんの演じた役で一番好きかも知れません。
様々な顔を持つ玉山さんですが、純で優しく育ちの良さを感じさせる一面がとても良く出ていたように思えました。

演技力を要求される難役も良いでしょうがたまにはこのような玉ちゃんを見たいものです。
(星守る犬で見られるでしょうか)

映画としても良いくらいのこの作品、DVDになってもっと多くの方に見て頂きたいと思いますが、DVD化するのには作品に関わった全員の承諾が必要と聞きました。
「帽子」もそうですがどなたの反対か知りませんが勿体無いことです。

アルマもそうでしたが戦争によって引き起こされる悲劇は辛いけれど、このようにドラマとして現代に蘇って決して忘れてはいけない事だと私たちに教えてくれるのかも知れません。

そうでした、手紙を届けた村川が家族ともう一度やり直す為に帰宅する所でドラマは終わっています。

Img_7649a

089_2

091

093

Img_7672a

095

« 2009年 | トップページ | 「江」 »

TVドラマ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
実は私もあきらめていた「ずっと逢いたかった」の録画DVDを下さった方がいて、
幸運にも観る事ができました。本当に幸せです。
この作品、とても素晴らしいのにDVD化されないのが残念でなりません。
もっと多くの人に観てもらいたい作品です。
鳴海少尉の手紙、幸せそうな映像は涙が止まりませんでした。
玉山さんの優しい関西弁の声がすごく心に染みました。
最近はこのような役を演じてないですね・・・
「星」の映画に期待でしょうか。まだまだで待ちきれませんが。

ゆきさん
こんばんは

同じご意見でとても嬉しいです。
本当にもっともっと多くの方に見て頂きたい作品と思います。
玉山さんはこのような優しく純な一面を見せるのはお厭なんでしょうか。
きっと難しい役の方がやり甲斐があるとお思いなんでしょうね。
大好きな一面なのに。

星守る犬に期待したいです。

こんばんは。
fe2で菜の花さんは存じておりますので初めましてではないのですが、こちらのブログを発見し初めてコメントさせていただきます。

私はほんの数カ月前にファンになったので昔の作品で観れてないものもあります
このテーマのドラマ「ずっと逢いたかった」ももちろんその一つです。菜の花さんの記事を読ませていただいて玉山さんがとても素敵そう!どうにか観れる方法はないものか…TBSオンデマンドにリクエストはしてみたもののって感じです。いつか観れるといいなぁと思う作品です。
菜の花さんの独自の斬り込み方好きです(笑)菜の花さん紹介がなければここまで思うこともなかったと思います。

ゆうまんさん
おはようございます。
私もゆうまんさんのお名前はFe2 infoさんのサイトで存じ上げていました。
ここへ来て頂いて有難うございます。
玉山さんに嵌った者同士(笑)これからもよろしくお願い致しますね。

「ずっと逢いたかった」はDVDは勿論、再放送もされていません。
承諾されない方がある以上オンデマンドも多分無理と思います。
多くの方に見て頂きたい作品だけに残念です。

拝啓

このドラマは私も非常に好きでした。
そして、本日原作本を読み、胸が熱くなった時
検索でこのサイトにたどり着きました。

DVDになっていないのですが、再度見たいと思っています。
どちらかにつてがございましたら、お知らせくださいませんでしょうか?

恐縮ですが、よろしくお願い致します。

菜の花さん
こんにちは!

「ずっと逢いたかった」は本んを読んでいたので、玉山さんが
出演されていたことを知ったときは、驚きと嬉しさでいっぱい
でした。
ネットで、玉山さんのシーンは見る事ができて何度もなんど
も繰り返し見ていすがやはりドラマ全体を見たいと思います。
私以外にも、望んでいらっしゃる方がいるのですね。

こんばんは

本当に心を打つ良いドラマでした。
今からでもDVDにして頂きたいですね。
せめて又再放送でもあれば、と思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2009年 | トップページ | 「江」 »