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星守る犬初日

雨の中、有楽町の日劇で見て来ました。
お話は今更言うまでも無いですが一応・・・
北海道のキャンプ場で放置された車の中から死後半年を過ぎた身元不明の男性と死亡直後の一頭の犬の遺体が発見されます。
事後処理に当たった市の職員奥津はこの時間差を不審に思い、又過去に飼っていた犬との間に後悔に似た思いがあって残された数枚のレシートから身元を探しに行く。

原作は愛犬ハッピーと旅に出るお父さんの「星守る犬」と幼い頃相次いで肉親を失い孤独の殻にとじこもった奥津の「日輪草」の2部構成ですが、奥津の回想を交えて二つのストーリーが一本になって進行します

東京から北上しながら男性の足取りを追っていくうちに事情が明らかになって行く。
勤め先をリストラされ妻子に去られたお父さんに残されたのは僅かな家財と飼い犬のハッピーだけ。
お父さんは車でハッピーとあての無い旅に出ます。
この辺で持病を抱えたお父さんが取る道は他にもあっただろうと感情移入出来ない人が出てくるのでは・・・と思います。
原作にあった「マンションを売って残債を清算して残りを妻とわけたらこれだけ」と言う説明が省かれているのでなお判りにくかったかも。

最後に所持金も尽きて一時は人にハッピーを託すのですが、後を追うハッピーを置いて行く事が出来ず連れて行ってしまいます。

ここでも犬をこのように道連れにするのはどうかと言われています。
私も最初原作を読んだ時、同じ思いでしたが・・・

もう十数年前になりますが週刊朝日に載った記事を思い出してからかなり考えさせられました。
日本に住んでいたアメリカの男性が帰国することになり、飼っていた犬を連れて帰れない事情があって安楽死させてと言う一寸ショッキングな話でした。
「この犬は自分といるからこそ幸せなので他の飼い主と暮らしても幸せは無い」と言うような事だったと思います。

これは極端かなとも思いますが、永年犬と生活して来た者としては只飼っているのではない、もっともっと強く結ばれた絆を思うと一概に飼い主のエゴとは言えないのではとも思います。

奥津に同行する少女は元々原作に無い役で何故作ったのか、希望とか光とか書かれていますが要らない、と思います。
幼い頃両親を、続いて祖母を亡くし祖父に育てられて、愛する者を失う恐れから心が内にこもるようになった奥津が徐々に変わって行く、それだけで充分ではないでしょうか。この女の子の話のせいで印象が散漫になってしまって残念でした。

色々不満や注文はありますが一部で酷評されているような出来ではないと思います。
特に玉ファンにとっては冒頭玉山さんのモノローグから始まるし、全体が奥津の目線で語られるのですから、満足度は高いですね。

印象に残っているのは小学生の奥津がかまって欲しいとせがむクロに癇癪をおこしてボールをぶつけますがクロは酷いとは思わず判らないんですけれど新しい遊びですか?と言うシーンでした。
これは後でクロが瀕死の状態でボールを咥えて「遊んで」と奥津を見つめるシーンで思い返してもう涙がとまりませんでした。

このような普通の青年役は意外と言う声も聞きますが、私は彼の本質が一番生きるのはこのような役ではないかとずーっと思って来ました。
演技が上手だけに難役が多いですが(そんな役も楽しみではありますが)優しい素直な役が一番好きです。
演じていてとても難しいとご本人は言っているけれど(あれだけ綺麗なんですからなお苦労があるのかも知れませんね)でも画面の中にはちゃんと玉山鉄二ではない奥津京介がいましたわ。

今回の震災で大きな被害を受けた日立、いわき、東松島と風光明媚な姿を映し出すのも切ないです。

さて、お目当ての舞台挨拶です。
席はほぼ真ん中の辺り、もう一寸舞台に近い方が良いに決まってますがまずまずの席でした。
ダークグリーンのスーツに紫がかったシャツとネクタイ。帰宅して見た「王様のブランチ」のスーツにシャツだけ替えたお衣装でした。
去年始めて生鉄を見た「死刑台のエレベーター」程の衝撃は無かったもののやはり吃驚するほど綺麗でしたわ。
生の玉ちゃんは写真よりも映画の中よりもずーっと綺麗。
とても愛想が良く、入退場の時も笑顔いっぱいで見ているだけで幸せでした。

それにしても「雨男」ですね。「~エレベーター」の時も、土砂降りのお天気でした。

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入る時に向日葵の造花を渡され、後で皆で振って客席を向日葵畑に見立ててスチール撮影が行われました。

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コメント

菜の花さん、こんばんは。
生玉ちゃん、見れてよかったですね~!
最近はまた本当に素敵だと思います。
雑誌の写真も良いものばかりで困ってます(笑)

星守る犬の感想はいろいろですね・・・
犬が可哀想すぎるとかお父さんとハッピーが幸せだとは思えないとか、
不満の声もちらほら聞きますが、彼らの人生をどう思うか考えさせられるという意味でも、
とても良い映画だったなぁと思いました。
玉山さんは、奥津の変化を本当に上手く演じていたと思います。
奥津の物語の方が共感してしまいました。
もう1度観たら、また違う感想になりそうな、もう1度観てみたい映画です。

ゆきさん
こんばんは
お越し頂き有難うございます。
生玉ちゃん美しかったですよー。最近ビジュアル絶好調ですね。痩せてすっきりしたせいでしょうか。ある方が「始めて生の玉を見た時は地球人とは思えなかった」とブログで書かれているのを見ましたが全く同感です。色が白いからなお綺麗に見えるんですねえ。

映画は・・・
>彼らの人生をどう思うか考えさせられるという意味でも、
とても良い映画だったなぁと思いました。

仰るとおりと思います。
まあ感じ方は人それぞれですけれど一部の人の言うような見るに)耐えない駄作とは思わないです。
私も玉山さん抜きにしても奥津のストーリーの方が良かったし泣けました。

玉山さんは本当に力のある俳優さんだと再確認しました。
自然で素直で抑制の利いた良い演技でした。

もう一度見に行きたいです・・・でも一度で済むかどうか・・・(笑)

こんにちは。いつも楽しみに読ませていただいています。この間のブラザービート再放送をなにげなく見てから何でだかものすごくはまってしまい、生まれて初めて初日舞台挨拶のときに行ってしまいました。こんな素敵な人がいる事に気付けて幸せだと思いました。外見だけではなく中身もすごく可愛いし、雑誌やDVDもどんどん増えてしまってます。次の映画までずいぶんありますが、その間はどうしょう・・・・。と寂しくてしかたありません。菜の花さんの前のを何度も見せていただきたいと思います。

りぼんさん
はじめまして、コメント有難うございます。
初日には同じ場所にいたのですね。
私も2度目ですが、まだ玉山さんだけに釘付けで他の事は殆ど覚えていないんですよ(笑)

ブラザービートの達也君は格好良かったですね。
あの路線を行かなかったのが不思議なくらいです。

次の映画は「莫逆家族」でしょうか、かなり間が空きますね。

>雑誌やDVDもどんどん増えてしまってます
そうですよね、私も入手できるものでもう持っていない作品は無くなってしまいました。
繰り返し見て次を待つしかないですよね。

又遊びにいらして下さいませ。

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