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Presents 合鍵

CMの話ばかりで新しい映画のお話がさっぱり聞こえて来ません。
玉山さんはやはり映画で本領を発揮出来る人だと思っているので、仕方なく旧作を又見直しています。

これは手紙と同じく2006年公開の作品です。どちらが先か私には判りませんが髪型から言って多分手紙の後の撮影と思います。
原作は角田光代さんの短編の同名小説です。原作は未読です。

45分のショートムービーでデートで食事をした後気軽に見られるようにと渋谷パルコとのコラボで実験的に作られたそうです。
この実験成功したのかどうか・・・2作しか作られていないので多分余り好評ではなかったのでしょうか。

編集プロダクションで働く由加里とフリーカメラマンの博明の話で、殆ど二人だけで(後半は由加里一人)で進行します。
20歳の頃から8年間付き合ってきた二人ですがクリスマス直前のある日突然博明から「好きな人が出来た」と別れ話が切り出されます。


彼の話は「相手は3才年上の同じカメラマン、たまたま見た写真に感動、7時間も話し込み、彼女とは同じ視点、同じ方向を向いている。ぼくらはいつも違う方向を見ていた、何かを踏み出そうとすると別々の方向に向かってしまう。たぶん、このままだとどんどん、離れていくだけだと思う」
彼の気持を取り戻そうと試みる由加里ですが、多分プライドもあってか、別れる事に同意します。
彼の前では見せなかったのに一人帰宅するバスの中で涙を見せる由加里。

メーンの別れのシーンは、二人の演技にかかっていますがどちらも良いですね。
広末さんは別れたくない、しかしもう無理とあきらめる切なさが自然に表現されていました。

玉山さんは別れ話を「好きな人が出来た」とストレートに切り出す不器用な男をややぎこちない動きでこちらも切なく表現していて見ているこちらまで切なくなるくらい。
やはり「手紙」以来ぐっと良くなってる気がする。

この後由香里は髪を切ることで気持の整理をつけようとします。
美容院で合鍵を落として以前の楽しかった二人で過ごしたクリスマスを思い出し、合鍵をプレゼントされた嬉しさが語られます。

そして由加里は合鍵を送り返そうとしてそれが彼からの最後のプレゼントではと気づく。いつか時が経って彼の顔も思い出せなくなった頃、ひょこっと出て来て繰り返し(思い出?)を告げるのかも知れない、と。
ここは少し判りにくいですね。

8年間が7時間に負けるなんて、と由香里は思いますが、一瞬で恋に落ちる事は男女の出会いではままある事ではないでしょうか。

45分の小品で、物足りないなど評価はわかれるようですが私は好きです。
別れ話なのにあまり後味が悪くない。直截的な恋のお話より私好みの映画でした。
何よりこういうお話はやはり美男美女が演じるのが良いと言うところですね。
広末さんはとても綺麗だったし玉山さんも凄く綺麗。
女性監督と言う事もあるのか、ケーキのように可愛らしい作品になっていると思いました。

でも博明くん、同業で同じ方向を向いてる人と暮らすのってしんどくならないかなあ。
ふっと由加里さんを思い出したりしないかしら。
続編が見たくなるようなお話でした。

45分の本編なのでインタビュー、舞台挨拶が沢山入っていてこちらも堪能出来ました。
こんな綺麗な広末さんを振るなんて勿体無い、勿体無いと何度も繰り返している玉ちゃんは可愛かったです。
あと、「好きな人が出来たから別れるって一寸ひどくないか」と言ってますが、これは男の考えかな、。女としてははっきり言って貰った方が思い切りやすいと言う事もあるのでは、と思いました。私だけかな。

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蛇足。この映画を撮影した府中の森公園はBOSS♯1で片桐さんが疾走した公園です。
その他アンフェアはじめ映画やドラマの撮影に沢山使われていますね。
話題になった市川猿之助一座の右近と笑也の公演も公園隣の劇場でありましたっけ。

     

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コメント

こんばんは。
新作がないので同じく過去作を観て過ごしています^_^;
合鍵、私も好きな作品です。
ふたりの演技がとても好きです。
別れのシーンはふたりの会話だけなのに、ぐっと惹き込まれてしまいます。
そしてこの舞台挨拶の玉山さん、すごく好きです!
何を言うんだろうとドキドキさせられつつ、面白い事言ってくれて。
インタビューの玉山さんは、今とは全然違う雰囲気に感じました。
細いからか?若いからか?
話し方も今の方が柔らかい気がします。
こんな頃もあったんだなぁと思いながら何度も観てしまいますが、
やっぱり過去作より新作が観たいですね~!!

こんばんは
手紙の後だと4k減量した時だから細いですね。
鳶のジョーみたいなワイルドな感じも良いけれどやはりこのような儚げなどこか憂いのある感じが一番好きです。
それにしても新しいお仕事の話、無いですねえ。
TVドラマも良いけれど映画が見たいです。

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