« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »

2012年7月

SPドラマ「女信長」出演

八重の桜のキャスト2次発表がありました。
大山巌が反町さん、なのは捨松との結婚迄取り上げるのでしょうから浩さんもずっと出番があると思っていいのでしょうか。
それならとても嬉しいですね。

撮影中と噂されていたCXの年末スペシャルドラマに出演と発表がありました。
大河の前に別のドラマで会えるとはこれも嬉しいです。

原作は佐藤賢一さん。この方は藤本ひとみさんと同じくフランスの歴史小説でお馴染みでした。直木賞受賞の「王妃の離婚」や「双頭の鷲」「ジャンヌダルク」等。

この本を最初に読んだのはもう何年も前になりますがTVドラマになるなんて想像もしなかったですね。
冒頭から舅道三と男女の関係を持つ、更に弟の家臣柴田勝家とも関係して味方につけたり男女の関係があからさまに書かれていますし。
今回又読み直しても感想は変りませんでした。

おおむね史実通りの展開ですが男の顔、女の顔を使い分け大きくなって行く信長を通して男女の発想の違いがテーマとして語られていますが、余り繰り返されると後半一寸くどいかなと思いました。

ストーリーはほぼドラマの公式のcaption通りですが、長政の「初恋の相手」との紹介は一寸違和感がありました。
初恋と言うと何か綺麗なイメージがあるのですが、この二人の関係はもっと凄まじいものに書かれています。
それまで女である事を武器にしかして来なかった30才を過ぎた信長が10才も年下の美青年長政に始めて恋をして溺れきってしまう。
しかし野心家で自信満々の若い長政の方は政治的に利用しているだけ。
若い妹御市を自分の身代わりとして嫁がせたりするのですが最後に長政は大切なのは男だけだと女の姉妹を切り捨ててしまい信長は怒り狂います。

嫡男を串刺しにして殺したり、長政の頭蓋骨を薄濃みにしたりした行為がプライドを傷つけられて怒り狂った女としての所業だったと秀吉に指摘させています。男はそこまでやらない、男は許せるけれど女には裏切りは許せないのだ、と。
この前半はかなり面白かったです。

後半は明智光秀との恋の顛末でこちらの方が本筋ですが光秀が何故謀反を起したのか、それも信長が女だったからと言う本能寺での結末もまあ説得力はあったけれど、前半に比べてやや重かったでしょうか。

しかし天海さんの恋のお相手とは。
しかもドラマがどの程度原作に沿って作られるかどうかですがこんな凄い愛憎劇のお相手とはね。
大体天海さんでなくてもこんなdeepな恋のお話をやった事あったでしょうか。何だか心配(笑)

ドラマは中々豪華メンバーで楽しみでもありますが欲を言えば光秀は佐藤さんの方が良かったわ。

大河ドラマ清盛

玉山さんに嵌って3年半、一緒に話し合える友人がいなくて自分の思いを語りたくてブログ持って2年と少しになります。
辛口ですとか、毒とか・・・好意的に見て頂いていますが・・・その通り振り返ってみると文句ばかり言っていますね。
でも好きだから、もっと素敵でいて欲しい、もっと良い役者になって欲しい、そしてもっともっと認められて欲しいの一念からこうなっちゃうんですね。

何故今頃このような事を言うか、ですが実は大河ドラマに関して一寸言いたくて。
子供の頃から親しんだ「大河」です。これではいけないと言う思いから今年の清盛について、かなり文句を言って来ました。

でも、もうあきらめ半分、どうでも良くなって一言感想ももう書いていません。
低視聴率だろうが、どんなに良い加減なドラマ作りでもどうでも良いわ、と思っていました。

玉ちゃんが出演していたらまあさぞうるさく文句を言っていたとは思いますが^^
つまりそれ程の愛着は無かった・・・

面白くないと思うのは私だけではないようで視聴率が信じられない位低いですね。ワースト記録に並ぶ視聴率10.1迄出してしまったようです。13%台に戻したものの現在11%台と大河ドラマとしては考えられない低さですね。

今回前半の山場と思われる「平治の乱」が終わりましたが見ていて又色々と言いたくなってしまいました。
視聴率が低いのも当然かなと思います。だって視聴者に面白く見て貰おうと言う姿勢が見られないんですもの。
この時代馴染みがないとかわかりにくいとか言われていますがそんな事はないと思います。

古典の好きな人は多いし、中でも平家物語は勿論、保元、平治物語もかなり知っている人は多いと思います。
それなのに義朝の最後は何故あのような書き方をしたのでしょうか。
「我に一本の木太刀ありせば」のシーンを期待した人は多かったのではないでしょうか。

平治の乱のひとつの見せ場でもある義平と重盛の内裏で左近の桜と右近の橘を巡る一騎打ちも省いちゃうし。

諸説あるのはわかりますがもっともドラマティックな説を採るのが視聴者サービスと思いますが違っているでしょうか。

又このドラマのテーマは「世を変える」「武士の世に!」のようですけれど、それなら何故主人公に清盛を選んだのでしょう。
清盛は決して世を変えてはいないし、武士の世にもしていません。
最初から裕福な国司の家に生まれ、皇室の外戚になるという藤原氏のやり方を踏襲して出世しています。

あくまでドラマですから一部始終史実どおりにする必要もないしわかっていない部分でどんなに想像をふくらませようと少しもかまいません。しかし歴史上の人物を取り上げる以上事実を捻じ曲げたり捏造しては困るのです。

散々言われている事ですが砂煙舞う京の都も有り得ないでしょう
御所の中や源平両氏のあるじの館が煙っているのは論外ですが
都の中でも有り得ないと思います。
大体日本は雨が多い上に土地が肥えています。その証拠は周りの空き地をご覧になれば一目瞭然、あっと言う間に雑草が茂りますね、あんなに砂煙が立ち込めるはずがありません。

他にも汚い身なりの清盛!
殿上人が髪は茫々ストーンウォッシュの衣装で御所に参内するでしょうか。
史実を完全に無視してます。
リアリズムを謳っているのに史実を無視するのはどうかと思います。

一番気になるのは日本の文化や伝統を大事にしていない事。

人物デザインの方のコメントによると妃や女房達の衣装はわざと伝統の色あわせを無視したとか。折角四季折々の美しい襲を見られるかと楽しみだったのにもうこのあたりでついて行かれなくなっていたのですが、建春門院滋子さんのイメージに吃驚仰天です。なんと天然パーマ!

この方の主張です
「癖毛の女性は、視聴者の方々が思い浮かべる平安美人ではないかもしれませんが、ぼくは美しいと思います。平安時代の美学や美意識とは違うかもしれませんが、美しいと思っています。」

末期とは言え平安の世、美女の条件は「丈なす黒髪」です。
その時代の美女を表現して下さいませ。
「ボク」の趣味で事実を曲げて貰っては困るのです。今の美意識で評価するんじゃなくて、こういう美意識もあったという描き方が欲しい です。
そういう作品を作りたければ別の枠でやって頂きたい。

何故視聴者が離れたのか真剣に考えて貰いたいです。

話が面白く無いとか、主演俳優に魅力が無いとか、問題はあるけれど、そんな事以前に馴染めない原因が一杯ありすぎです。

他にもまだまだありますが言うのも疲れました。
文句を並べましたがあくまで私の感想です。面白いと思ってご覧の方には失礼致しました。

50作以上も続いた大河ドラマです。何とか面白く見られるものを作って頂きたいです。

八重の桜~「獅子の棲む国」&「落花は枝に還らずとも」

「山川家の兄弟」を読んですっかり山川大蔵のファンになってしまった私、立て続けに戊辰戦争から明治にかけての会津のお話を読んでいます。
かなり詳しくなりました。
ドラマが始まったらここが違う!ここも!とがっかりさせられそうな気もしてやめておけば良かったかなと言う気もしないではないのですが(笑)
大体私の頭の中に登場して来る大蔵さんは玉山さんのお顔をしていますし(笑)

獅子の棲む国

秋山香乃さんの作。主人公はその大蔵です。
秋山さんは司馬遼太郎の研究をされた方とかで文体や構成など司馬さんの作を髣髴とさせる所があります。

「幕末銃姫伝」は会津落城迄の話ですがこの作は会津が落城してからのあとのお話です。

会津藩消滅寸前の鶴が丘城に彼岸獅子を先頭に立てた大蔵が入城して来る場面から始まります。
軍事総督として籠城戦を指揮し、敗戦後斗南へ移住してからは責任者として会津を支え続けた彼の半生が佐賀の乱、神風連の乱、秋月の乱、などから西南戦争迄語られています。

又もう一人の主人公とも言えるのが斉藤一。
新撰組から後に会津藩士となったこの人を作者は大久保利通の密偵として登場させています。
明治新政府の内部抗争など史実を織り交ぜながら山川との交流を書いて中々面白い所もありました。

只、小説は史書とは違って作家の作り出す主人公ですから私としては此処に作り出された山川大蔵より、「山川家の兄弟」の大蔵の方が自由に想像出来て好きです。
「北天蒼星」の上杉景虎よりいわば研究書の「御館の乱」の景虎の方が好ましいように。

これは私の感じ方で、読みやすいし会津落城後の浩に興味を持たれた方にはお勧めかも知れません。

西南戦争に至る迄のお話は司馬さんの「翔ぶがごとく」がありますがあれは詳細すぎて・・・なにしろ単行本で全7巻の大作で今回読み直しましたが疲れ果てました。
この作はコンパクトにまとまっていてなお流れはしっかり判るのでその点でもお勧めかも知れないです。

落花は枝に還らずとも

会津藩士秋月悌次郎を主人公とした中村彰彦さんの作品です。

戊辰戦争から明治にかけての会津藩の運命を辿るのに「山川家の兄弟」の次にこの作品を読もうと思ったのは、山川大蔵が千石の家老職に就く大身で政治の中枢に関わる家柄であり、更に会津落城迄は「武官」として事に当たったのに比して百五十石の中士出身で事務方である秋月悌次郎の目線からこの時代の会津を知りたかったからです。

作者が後書きで「武官の活躍ぶりは戦闘場面などを折り込んで行くと比較的書きやすいが文官は動きが少ない為書きにくい場面が多分にあり~固い語り口にならざるを得なかった~」と述べていられるとおり、この方の作には珍しくかなり読みにくい作品でした。
幾つかの書で知ってしまった事柄が更に詳しく書かれている為にやや退屈に感じたのかもしれません。

会津藩の辿った道は山川家の兄弟で知った通りですがやはり直接外交の実務に当たった悌次郎の目線からとでは又違った感動もありました。
能吏であったに違い無い彼は有能だったがゆえに会津藩の最後に重要な役を担う事になります。
会津が降伏、落城した際その一切を取り仕切ると言う辛い役目を任されるのです。

一方悌次郎は学問でも秀才で「日本一の学生(がくしょう)」と評判で敵味方に関係なく非常に広い交友関係があり、藩が消滅の後、敵である長州の参謀に会津の将来を担う優秀な少年二人を託したりします。その一人が大蔵の弟健次郎です。

戦後謹慎が解かれてからは、東京大学予備門の教諭、熊本の第五高等中学校教諭等教育者として後半生を送ります。
熊本時代に同僚だったラフカディオハーンは秋月先生の傍に行けばファイヤーサイドに行った気持がする」と言って彼を慕ったそうです。

タイトルは悌次郎が後半生を教育者として送った事から母に書き送った「今年の落花は来年咲く種とやら」からとられたものと思います。

☆ ☆ ☆

しかし会津藩は何故このような辛い道を歩まねばならなかったのか・・・
会津の名誉を回復させる為大蔵が書き彼の死後健次郎が完成させて発表した「京都守護職始末」を読みはじめています。また感想などUPしたいと思っています。

クロスファイヤー~片桐琢磨

山川家の兄弟から始まって会津の戊辰戦争関連の本を立て続けに5冊読んですっかり気分が暗くなってしまいました。
悲劇に終わる結果を知って読むのはかなり辛いものがありましたね。

気分転換に読んだのが以前購入していた柴田よしきさんのクロスファイヤー。
花咲慎一郎君も山内練も出て来ない「野球もの」で同じジャンルの「輝跡」が私には今いちだったので後回しにしていました。
これはかなり面白かったです。

NPB(日本プロ野球)に女子選手が入団して男子選手に伍して一軍で活躍すると言うまあファンタジーと言ったら良いでしょうか。

主人公の楠田栞は高校ではソフトボール、大学で野球に転向、独立リーグを経て現在NPBのレオパーズの一軍で投手として活躍中。とは言ってもスタミナの無い女子と言う事で中継ぎか敗戦処理で、戦力より観客動員の客寄せパンダとして使われている・・・

同じチームのアイドル顔負けの可愛い子で女子投手の中で一番早い球を投げる早蕨麻由とはライバルではあるけれど励ましあいながら良い関係でプロ生活を続けています。

料理が得意でお菓子作りの趣味もあり生活面で自己管理もしっかり出来ている、性格も素直な栞ですが野球の天才少女と言われた真由と比べて今一つ自信が持てなくています。

栞自身は気がついていませんが宝塚の男役のような、又一時人気があった女子プロレスのビューティペアのような魅力があって女の子達に人気があるんですね。

年頃の女の子らしく同じチームの二軍キャッチャー高梨康平と付き合っています。康平は同期入団だけれど高卒ルーキーなので4才年下。
結婚するのかどうするのか揺れています。

プロとしての実力も容姿にも自信が持てない栞ですが、その素質に目を付けたかっての名投手雲野が臨時コーチとして入団して栞を個人コーチする事になります。

女性には無理と思われている先発ピッチャーへ育てたい雲野は素質はあるのに闘争心に欠ける栞を厳しく指導して行き、その仕上げとして雲野の後輩でFAを利用してメジャーに行くのではと噂のあるライバル球団の花形キャッチャー片桐に引き合わせます。
栞が先発投手になった時の女房役になるために雲野の依頼で移籍して来ると言う・・・

片桐は真由が大ファンで彼女によると「プロ野球唯一の残された独身、二億円プレイヤー、超イケメン」「対戦したらうちの選手全員にキャッチャーフライ打ち上げて欲しい」
その彼がFAを行使して移籍してくると言う、しかも金銭面を度外視して栞の為に。

このお話は栞が主人公だけれど、その世界で一流の素敵な男二人が栞に夢を賭けるお話でもあるんですね。

物語は片桐が移籍して来る所で終わっています。
半年後女性初の先発ピッチャーの登板は・・・
勝利して片桐とマウンド上で抱き合う姿は見られるのか・・・
きっとそうなると思って読み終えました。

甘いかも知れませんがそんな結末、好きです。

栞と片桐二人だけのバーでの話し合いは中々良い場面ですが、栞が今までに会った中で「もっとも美しく精悍でセクシー」数時間も隣に座っていたら真由の言うように「背骨が溶けてしまう」。

その片桐の名が琢磨なんですよ。
「片桐琢磨」

初出が2010年ですから作者が「BOSS」をご覧になって玉ちゃんのイメージで書かれたのかななんて思っちゃったりして。
だって「綺麗な目。形が良くわずかに女性的。奥二重で切れ長で睫毛が長い」
「苦笑いすると目元が少し下がって愛らしい」
なんて書いてあるんですもの。
本筋で関係ない所でしっかり楽しんでしまいました。

栞が初勝利した瞬間マウンド上で抱き合うのは玉ちゃんと「誰」?
178cm、67kg、宝塚の男役のようって誰かなあ。

何でも玉ちゃんに結びつけちゃう私の脳内はどうなっているのかしらん。
でも玉ちゃんについてこんな馬鹿な事を話し合える友人がいないのでお喋りする為にブログを持ったようなものなのです。

玉ちゃんと二人だけで座っていたら背骨まで溶けちゃうかしら・・・でもポケットにハムスターが入っていたら・・・

51troubulbl__sx230_r  903d2910cb7883eax  

« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »