« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月

もうすぐ公開莫逆家族

映画「莫逆家族」コメント動画が紹介されていました。
この映画の主演「徳井さん」を賞賛する共演者達のコメントが紹介されていてその一人として玉山さんのコメントも。

最近の映像かと少し期待しましたが撮影の時のようでした。

9月8日公開ですからもう少しですね。
今年初めての映画ですから楽しみのはずなんですが・・・一寸複雑です。

原作は読み始めたものの暴力ともう一つに辟易、2巻の途中で挫折、登場人物もストーリーも良くわからないままです。

原作が原作だけに一人で映画館に行くのが一寸ためらわれていました。
別に誰も気になんてしてないでしょうがそれでもね。

予告編など見ましたが当然のように暴力シーンが多そうだし、玉山さんも私のストライクゾーンから程遠い感じだし。
おまけに上映館が少なくて一番近い所では上映の予定は無くどこへ行くにも30分以上かかります。

舞台挨拶でもあれば少々気恥ずかしくても遠くても迷う事無く見に行くんですけれど。

どうしようかと思っていたら同じく迷っていた大森南朋さんファンの知人と一緒に行くことになってお互い「ほっ」。
只、忙しくて中々日程の調節がつかずいつなのかどこの映画館へ行くのかもまだ決まっていない有様です。

色々不安はあるものの、どんな役でもきちんとはまってしまう凄さがある人だしとっても不安だった「シーサイドモーテル」の相田があんなに素敵だったので何とか頑張って行って来たいと思っています。

A As

追記

初日の舞台挨拶、無いものと思っていたら今日になって登壇の発表が・・・
予定が入っていますが行きたいです・・
あたったら何とか考えるとしてプレリザーブ申し込んじゃいました^^
約束した友人とは2度行けば良いし。

 

会津戊辰戦史

気になっていた「会津戊辰戦史」読みました。
刊行は昭和16年、17年再版。絶版にはなっていないようですが再版されていなくて古書で数万円します。
幸い地元の図書館にあったので借りました。
「京都守護職始末」のように口語訳でなく全部原文のまま。
お勉強から離れてン10年最初は一寸大変でしたが小説と違って記録でしすし時間はかかりましたがまあ何とか終わり迄辿りつきました。

山川浩、健次郎兄弟の著「京都守護職始末」の後を受けて編纂されたもので会津落城迄の会津側の記録です。

はじめに「孝明天皇御宸筆」「同御歌「松平容保の写真等があり、や秋月悌次郎西郷頼母の書と共に山川浩自筆の和歌1首が載っています。
説明は次のとおり。
山川浩(号屠龍子)は政界學界に貢献せし所多大のみならず和歌に長じ遺歌集「さくら山集」あり。

038a

緒言から紹介します。

本書は会津戊辰戦史と題し慶應三年十月大政奉還より筆を執れり、是れ会津藩に關する維新前の事跡は郷人男爵山川浩氏の筆に成る京都守護職始末に詳記せるを以ってなり。

構成は「巻1大政奉還」から「巻十戦後の虙置」そして「巻十一付録」まで741頁の記録です。
外交から各地での戦闘、指揮者の役名と氏名更に戦死者の氏名まで詳細に載せています。

読み物として面白い物ではありませんし敗戦迄が事務的に見える程事実だけが記載されています。

只、山本八重子の名が出て来ません。城中での弾丸の製造に婦人達が笄簪を供出したりパトロンを製造したりした記述はありますが大砲で応戦した記述がありません。

西郷一族の女性達の自刃や中野竹子、神保雪子の最期、更に浩の妻とせ子の最期も記されているのにです。
もしかしたらオリンピックを見ながら読んでいた時に見落としてしまったのかも知れません。
貸し出し期限来て返してしまったので再度借りて来てもう一度読み直してみるつもりです。

「巻十戦後の虙置」に記載されている飯盛山で自刃した白虎隊士の遺体が葬られずに放置され埋葬される迄の経緯が詳しく書かれている事などを思うと会津戦争の死者達への鎮魂の意味もあるのでしょうね。
葬られずにそのままになった遺体の事を思うとなおの事です。

戦いの記録では無いのですが巻十一付録の中の「会津藩の教育」が一番興味深かったかも知れません。

大河ドラマ「八重の桜」で山川浩に玉山さんがキャスティングされた事から山川浩、更に会津藩の事にすっかり嵌まり込んでしまいました。
でも今まで知らなかった明治維新の一面を知った事など良い勉強させて貰いました。

最後に「巻八会津城下の戦」の中、彼岸獅子入城のくだりをあげておきます。
ドラマでここはまさか省かないでしょうね。
格好良く書いて下さいね。

是より先五十里駅に滞陣せし家老山川大蔵は、我が公の命に接し~中略~西追手門より城に入らんとするに當り、城中より敵兵と見誤られんことを慮り一計を案じ、兵士をして太鼓及び横笛を求め彼岸獅子の囃子を吹奏して城中に行進せしむ。城兵之を聞き我が兵なりと察して之を待つ、而して西軍は之を怪しみ敢て迫らず、為に一兵を損せず城中に入る事を得たり、人皆其の機智を称す、~後略。

WOWOWドラマ尾根のかなたに~風にそよぐ墓標

玉山鉄二パパに。第1子男児誕生!byデイリースポーツ。

元気で大きな男の子のお誕生、おめでとうございます。
私としてはパパそっくりの女の子を期待していたのですが・・・将来凄い美女になるでしょうから・・・勝手な事言ってごめんなさい。

たまたま「父と子」の絆をテーマにしたWOWOWドラマ「尾根のかなたに」に出演が決まったばかりですね。
女である私にはわからないですが男性にとって男の子と言うのは特別な感慨があるものでしょうか。

原作は27年前に起きたJAL123便墜落事故を扱った門田 隆将さんのノンフィクション「風にそよぐ墓標」(文庫版の題名尾根のかなたに)です。
門田氏の著作は光市の母子殺害事件の記録「何故君は絶望と闘えたのか」を読んだ事がありました。

著者の前書きの抜粋です。「今まで語られた多くは愛する夫、息子、娘を失った妻や母など女性のものだった。何故か男達の手になるものは出なかった・・・男達は何故語らなかったのか・・取材に応じてくれた今は父となった息子達を訪ね記録した・・・」

この本で取り上げられた遺族は6家族です。(文庫では5家族のようです)
うち成人していた息子は二人、小学生一人、中学生一人、高校生二人。小学生を除く5家族の息子達が遺体の確認に当たっています。

中学生、高校生の子供たちが遺体・・それも原型を留めない程の一部となった遺体を確認すると言う想像を絶する過酷な有様が細かに描写されて読むのも辛かったです。成人にとってもそれは同じだったと思いますけれど。

子供たちだけでなく残された遺族達皆が悲しみの底から立ち直って行く過程が6家族それぞれに語られています。

その中から3家族を選んでドラマ化するんですね。

主役の伊勢谷さんの役は最終章で語られます。
「検視する側にまわって」
父が遭難して遺族でありながら歯科医であった為に遺体の確認に当たった兄弟の話です。

2章は「ふつうがしあわせ」
母と妹を失う9才の小学生。京都城陽市在住で事故後和歌山の母の実家に引きとられるのですが、残された父との親子の絆が描かれています。
松坂桃李君が演じるようですね。

4章は「遺書の重荷」。
事故の知らせに正常な状態でなくなった母に代わって父の遺体確認に当たる大阪箕面の中学1年生の息子。
これが多分玉山さんの役らしいですね。

遺体とともに妻に宛てた「子供 よろしく・・」と走り書きされた遺書が発見されます。
この章は夫の遺書が重荷になった妻に比重がかかって最後のあたり男たちが語るというテーマとは少し違うんではないかと思いながら読みました。
何故この遺族を取り上げたのか、遺書を残していた事と13才の少年が遺体確認に当たったと言う話題性が理由でしょうか。
このままなら大人になってからは残念ながらあまり出番はないように思えます。

5章の「父が残した機内写真」の高校生の話の方がふさわしいような気もしましたが、ただ、ドキュメンタリーではなくドラマとして製作されるのですから少しは期待して良いかしら。
母を支えて生きる息子として書かれるのかな等と想像したりしてはいますが。

作品全体としてこのドキュメンタリーをどうドラマとして取り上げるのか。方向性さえ間違わなければ良いものが出来るかなとは思いますが。

心配が一つ、脚本の岡田恵和さん。
「おひさま」の後半の失速振りと「造花の蜜」の最終章のいい加減さには凄く失望しました。
「造花の蜜」は原作も最終章は難ありだったけれど、一寸ひどすぎました。
まあ良い作品もあるので何とか良いものになりますように!

実はこの本、発刊当時家人が購入。読みかけたのですがあまりに凄惨な現場にプロローグだけで挫折していました。

今回のドラマ化される事を聞いて先入観なしに見るため読まずにいようと思ったのですが、誘惑に負けました。悪い癖です。

51dyg3lgfl__sl500_aa300_a_2   

追記
昨12日は事故27年目に当たります。
犠牲になられた520人の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
2度とこのような悲惨な事故が起こりませんように。
その思いに応えるような作品でありますように。

京都守護職始末

大河ドラマで玉山さんにキャスティングされた山川大蔵(浩)にすっかり魅かれてドラマを離れて色々書かれた本を探して彼の半生を辿っています。

その様々な本の中で必ずと言って良い程登場するのが「山川浩著京都守護職始末」。
明治維新で逆賊とされた会津藩の名誉回復の為に書かれたもので、
浩作となっていますが途中亡くなった為弟健次郎が完成させ明治44年世に発行されました。

浩作としたのは会津藩の為に全人生を捧げた兄への深い思いがあったのでしょうね。

金子光晴さんの訳、遠山茂樹さん校注で読みやすくはあるのですが、引用の資料などは原文のままなのでそのあたりは一寸手強かったかも。

松平容保が京都守護職在任中の行動を中心に朝廷・幕府・守護職との間の書簡や上申書など資料を元に朝廷、幕府双方に誠実だった会津藩の立場が克明に記されています。
中でも孝明天皇からのご宸翰は天皇の容保への厚いご信頼と会津藩の忠誠が表されていて、薩長の攘夷運動や討幕運動が実は孝明天皇の意に背いたものだったと明治維新の正義はいずれに!との問題が提起されています。

完成から発行迄時間がかかっているのはその内容が倒幕により樹立した明治政府の根本を揺るがす大問題な事の為圧力がかかった事から、松平家の家政を見ていた浩の死後代わって就任した弟の健次郎が困窮していた松平家の救済の為政府と取引をします。、
「京都守護職始末」の発行を見合せるのと引き換えに、救済金3万円を松平家に払う約束を取り付けるのです。
旧主家の為とは言え、兄浩の会津の名誉回復への思いを知るだけに健次郎の胸中は複雑な物があったと思います。

その後、長崎市長となった北原雅長が、会津藩の勤皇の立場を書いた「七年史」を出版した事によってもう秘密にすることは無いと発刊されました。
北原雅長は戊辰戦争の折切腹した家老神保修理(八重の桜では斉藤工さんが演じられます)」の弟に当たります。

この発行時大隈重信は「山川(浩)という男は死後まで面白い芝居を打った」と言ったそうです。

この書は私とっても衝撃でした。勿論不勉強のせいではありますが今迄の歴史の知識が大げさに言えば覆ってしまったような気がしました。
言い古された言葉ですが物事は両面から見ないといけませんね。

しかし凄いと思ったのは消滅後も「藩」の為に尽くし続けた兄弟の生き方です。(兄弟だけではなく大勢の藩士達もですね)

知れば知る程復興支援と銘打った来年の大河ドラマの主役は山川きょうだい主役で見たかったと思います。
浩、健次郎の兄弟の他姉妹も素晴らしい生き方をしています。
米国留学後大山巌夫人になって鹿鳴館の華と謳われた末の妹捨松は勿論ですが、東京女子高等師範学校に生徒取締舎監として女子教育に生きた姉二葉(離婚しましたが家老梶原平馬夫人でした)、ロシア留学後明治天皇、皇后のフランス語通訳で皇后付女官になった妹操と凄い人ばかり。
山川家は皆優秀だったんですね。

京都守護職始末から話がそれてしまいました。
この書の他に健次郎監修の「会津戊辰戦史」を読みたいと思っていますが、高い!
古書でン万円します。
この京都守護職始末でも数千円でした。うーん、痛かったわ。
「八重の桜」の放映を機に新しく発行されないでしょうか・・・

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »