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WOWOWドラマ尾根のかなたに~風にそよぐ墓標

玉山鉄二パパに。第1子男児誕生!byデイリースポーツ。

元気で大きな男の子のお誕生、おめでとうございます。
私としてはパパそっくりの女の子を期待していたのですが・・・将来凄い美女になるでしょうから・・・勝手な事言ってごめんなさい。

たまたま「父と子」の絆をテーマにしたWOWOWドラマ「尾根のかなたに」に出演が決まったばかりですね。
女である私にはわからないですが男性にとって男の子と言うのは特別な感慨があるものでしょうか。

原作は27年前に起きたJAL123便墜落事故を扱った門田 隆将さんのノンフィクション「風にそよぐ墓標」(文庫版の題名尾根のかなたに)です。
門田氏の著作は光市の母子殺害事件の記録「何故君は絶望と闘えたのか」を読んだ事がありました。

著者の前書きの抜粋です。「今まで語られた多くは愛する夫、息子、娘を失った妻や母など女性のものだった。何故か男達の手になるものは出なかった・・・男達は何故語らなかったのか・・取材に応じてくれた今は父となった息子達を訪ね記録した・・・」

この本で取り上げられた遺族は6家族です。(文庫では5家族のようです)
うち成人していた息子は二人、小学生一人、中学生一人、高校生二人。小学生を除く5家族の息子達が遺体の確認に当たっています。

中学生、高校生の子供たちが遺体・・それも原型を留めない程の一部となった遺体を確認すると言う想像を絶する過酷な有様が細かに描写されて読むのも辛かったです。成人にとってもそれは同じだったと思いますけれど。

子供たちだけでなく残された遺族達皆が悲しみの底から立ち直って行く過程が6家族それぞれに語られています。

その中から3家族を選んでドラマ化するんですね。

主役の伊勢谷さんの役は最終章で語られます。
「検視する側にまわって」
父が遭難して遺族でありながら歯科医であった為に遺体の確認に当たった兄弟の話です。

2章は「ふつうがしあわせ」
母と妹を失う9才の小学生。京都城陽市在住で事故後和歌山の母の実家に引きとられるのですが、残された父との親子の絆が描かれています。
松坂桃李君が演じるようですね。

4章は「遺書の重荷」。
事故の知らせに正常な状態でなくなった母に代わって父の遺体確認に当たる大阪箕面の中学1年生の息子。
これが多分玉山さんの役らしいですね。

遺体とともに妻に宛てた「子供 よろしく・・」と走り書きされた遺書が発見されます。
この章は夫の遺書が重荷になった妻に比重がかかって最後のあたり男たちが語るというテーマとは少し違うんではないかと思いながら読みました。
何故この遺族を取り上げたのか、遺書を残していた事と13才の少年が遺体確認に当たったと言う話題性が理由でしょうか。
このままなら大人になってからは残念ながらあまり出番はないように思えます。

5章の「父が残した機内写真」の高校生の話の方がふさわしいような気もしましたが、ただ、ドキュメンタリーではなくドラマとして製作されるのですから少しは期待して良いかしら。
母を支えて生きる息子として書かれるのかな等と想像したりしてはいますが。

作品全体としてこのドキュメンタリーをどうドラマとして取り上げるのか。方向性さえ間違わなければ良いものが出来るかなとは思いますが。

心配が一つ、脚本の岡田恵和さん。
「おひさま」の後半の失速振りと「造花の蜜」の最終章のいい加減さには凄く失望しました。
「造花の蜜」は原作も最終章は難ありだったけれど、一寸ひどすぎました。
まあ良い作品もあるので何とか良いものになりますように!

実はこの本、発刊当時家人が購入。読みかけたのですがあまりに凄惨な現場にプロローグだけで挫折していました。

今回のドラマ化される事を聞いて先入観なしに見るため読まずにいようと思ったのですが、誘惑に負けました。悪い癖です。

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追記
昨12日は事故27年目に当たります。
犠牲になられた520人の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
2度とこのような悲惨な事故が起こりませんように。
その思いに応えるような作品でありますように。

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