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尾根の彼方に

後編、見ました。
お目当ては勿論玉山さんなのでとりあえず彼のパートの感想を。

私が読んだ原作は文庫版ではなく6家族所載の「風にそよぐ墓標」ですが、6家族の中で一番「成長した息子」ついて書かれていない話だと思っていました。

以前この話のドラマ化が決まった時「WOWOWドラマ風にそよぐ墓標」で次のように感想を書いています。以前の話と重なりますがあげておきます。

『この章は夫の遺書が重荷になった妻に比重がかかって最後のあたり男たちが語るというテーマとは少し違うんではないかと思いながら読みました。
何故この遺族を取り上げたのか、遺書を残していた事と13才の少年が遺体確認に当たったと言う話題性が理由でしょうか。
このままなら大人になってからは残念ながらあまり出番はないように思えます』

やはりその危惧は当たっていたと思います。
予想したとおりこの家族は父と子の絆と言うテーマには一寸弱かった・・・と言うかimpactが不足かな、と感じました。

むしろ父が遭難した事から航空関係の仕事を選んだ息子の表題作「風にそよぐ墓標」の話か、又は亡くなった両親の生前の言葉から生き方を選んだ「父の残した機内写真」の話の方が良かったのではないか、と今でも思っています。
只、実際の事件、実在の方々の話ですから何かと難しい事もあったのかな等とは思います。

ドラマでは仲の良い家族が事故で生活が一変してしまう様子や、大好きだった父への思いなどは良く書けていたとは思いますが、原作同様成人してからの息子達特に長男の様子が殆ど書かれていないのでその点物足りないと言うか、不満ですね。

飯塚訓氏の「墜落現場 遺された人たち」には成人した息子さんの話がもう少し詳しく載っています。
ドラマにするのですからあまり逸脱しない程度にもう少し書き込んで欲しかったかなと。

玉山さんのパートだけに余計気になるのかも知れないですね。
前後編あわせて約3時間、それで出番は30分あったかしら・・それが一番物足りない・・・

この作品の彼は、ごく普通の青年ですね、eccentricな役やcoolな役も良いけれど、このような彼、好きです。

ドラマ全体としては、暇が出来次第前後編通して見てもう一度感想を書きたいと思っています。

この事故について本を読み漁ってかなり詳しくなりました。
事故原因についての公式発表は「以前の事故の時の修理ミスから圧力隔壁が損壊し、その損壊部分から客室内の空気が機体後部に流出したことによって、機体尾部と垂直尾翼の破壊が起こった」となっています。
しかしどの報告を見ても尾翼を破壊する程空気が噴出したのなら必ず起きるはずの急減圧が起きていません。
私の近親が当時JALの客室乗務員をしていました。
彼女も救出された落合さんの証言や遺書が書かれている事、機内の様子の写真等々から急減圧が起きたとは考えられない、とずっと言っていました。
本当に何が起きたのか、この辺の事にについても一緒に書きたいと思っています。

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