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2013年6月

ドラマ八重の桜と山川大蔵

ドラマはいよいよ前半の山場に差し掛かったようです。

八重が主人公と謳いながら半年。会津藩の事情に終始して解説を聞いているような感じでした。
守護職を引き受けてから決戦まで半年かけるのならもう少し色々な登場人物に気を配って書いて欲しかったです。
秋月悌次郎、神保修理、広沢安任、佐川官兵衛、そして山川大蔵。皆魅力ある人々ですが少しもその人間像が生きていない。
八重の人間像を丁寧に書いているのならまだ納得も出来ますがそれも出来ていません。

話の組み立て方が納得行かないんです。
面白いと言う方も多いようですが「白虎隊出陣」のサブタイトルの回で12%の視聴率は何を語っているか、多数の人が面白い、感動すると思えばもっと視聴率は上がる筈、と思います。

山川大蔵の書き方は最も納得行きがたいです。
この時期の会津に関して色々な資料や本を読みましたが、彼は何を読んでも本当に評判の良い人です。敵にも味方にも。
知性も教養も武勇にも優れている。でも武の部分しか見えて来ない。
慶喜が大阪城から逃げた後の城内の混乱の中、会津兵を指揮して無事江戸に帰った事など無視されちゃってますし。
本当にどうしてあんなキャラにしてしまったのか。作者に聞きたいですね。

大体初恋設定って何処から考え出したのでしょう。
家柄が違いすぎるし、大蔵は美男子で八重は美女じゃない。
「幕末銃姫伝」では逆に八重が大蔵に憧れる設定でこの方が自然です。

作者は八重の少女時代のエピとして彼女に好意を寄せる男性を配したかったのか。
それならどうして大蔵を相手にしたのか。
考えすぎかも知れないけれど「幕末銃姫伝」にヒントを得て裏返しに使ったと考えては作者に失礼ですか。
でも大蔵を相手に持って来たのはそうとしか考えられないのです。

それだって何故大蔵が八重に惹かれたのかそれも全く描かれていないのですから。

会津藩消滅後何処まで大蔵さんが出るのかわかりませんが少なくとも西南戦争に出番は無いでしょうね。谷干城が出ないのだから熊本城奪還のシーンも有り得ない。

捨松と大山の結婚で一寸出て終わりでしょうか。

斗南の話で出るようですが多分尚之助がメインでしょうし(今までの尚之助の持ち上げ方から見ると)敵役にしてくれない事を願うばかりです。

実在の大蔵さんが素敵な方なのでこのドラマの大蔵さんは見ているのが辛いです。
殆ど書き込まれていない初恋や熱血お馬鹿さんを演じさせられている玉山さんも見るのが辛いです。

八重の桜 第25話 白虎隊出陣

第25話 白虎隊出陣

今回山川さんは日光口の防衛に専心する為登場無し。
途端にテンション下がって今週は"throughしちゃおうかなと^^
でもまあ気を取り直して・・・

圧倒的な新政府軍の攻撃に仙台、米澤など同盟諸藩は相次いで撤退。
そのような中、大蔵、官兵衛が共に家老に昇進。
若い力が必要との土佐の言葉がありましたが大蔵さんは23才だけれど官兵衛さんは37才、若くはないわね。揚げ足取りみたいで気が引けますがこのドラマこういう細かい所がいつも気になるんですよね。

容保は自ら出陣する事を決意しますが前線の守りが手薄になる中、精鋭は救援に派遣され、供は年少の白虎隊のみ(と言うように受け取れたけれど)。

会津の防衛線は母成峠、猪苗代次々と破られ城下目前まで敵が迫って来ます。
戸ノ口原で防げなかったら篭城の用意をと容保は命じます。

藩では15才から60才までの男子は城へ入るようにとの総触れが出され、山本家では権八、尚之助が入城。供を願う八重ですが権八は許しません。
女を戦場へ出すのを潔しとしない会津の、いえ当時の男なんですねえ。
山川家でも15才で白虎隊に入れなかった健次郎が入城します。

戸の口へ援軍を送る為益々手薄になった会津軍、遂に白虎隊にも出陣の命が下ります。

しかし十六橋が政府軍の手に落ち会津は遂に城下へ敵の侵入を許してしまいます。
女子供も城へ入る合図の半鐘が。
山本家でも徳造、お吉に暇を出し城へ入る用意をします。
この二人との別れを惜しむ所、この作者こういう情景は上手なんですけれどね。

そして八重は三郎の軍服を着て銃を持ち、三郎と一緒に戦う、私は今日から三郎だと宣言します。
これからいよいよ散々宣伝して来た「ジャンヌダルク」の活躍が見られるのでしょうが、八重の本領発揮の此処まで半年です・・・

この25話、会津が危機に追い込まれる回ですが、母成峠、猪苗代、戸ノ口原、十六橋と危機迫る様子は地図とナレーションだけ、切迫感が殆ど感じられないんですが。
いつも文句言ってますがあらすじ見てるようです。

色々エピは取り入れてますね。

京の覚馬に西郷が会う気になるところや新撰組の土方と斉藤が別れるところなど。

此処まで会津で戦って来た新撰組ですが猪苗代撤退の時土方は仙台へ行って戦うと言います。
しかし斉藤は会津に残ると言う。義の為に。
ここも中々良かったです。
斉藤の降谷さん素敵なんですが惜しい事に背が・・・周りが皆長身なので一寸残念。

中村半次郎が登場しました。西郷に日光口へ加勢に行け命じられます。
会津開城の折政府軍の使者となった彼を事実どおりドラマに登場させる為ですか。

来週は予告を見ると飯盛山の白虎隊、中野竹子、神保雪子、西郷一家と、辛いシーンが続くのかと思うと一寸気が重いです。大蔵さんはまた出そうも無いし・・・

CM G’z one~八重の桜intermission

八重の桜は前半の山場に差し掛かってきました。これから暫く辛い話ばかりが続くかと思うと見るのが辛いですね。
それだけではなく山川大蔵さんが余り良く書かれていないのも見たく無いような・・・

それで又intermission、今夜はauの携帯のCMから。2008年、5年前ですね。

カシオのG’z oneで実際にTVで流れたのは見ていませんが携帯ショップのポスターやパンフレット等では見かけていました。
流石にかなり大人になっていますね。
映画はチームバチスタや銀色のシーズン、ドラマは帽子やプリズナーの頃。
私がファンにる半年くらい前ですが2009年にまだカシオのHPでこのショートムービーが見られました。
好きになってすぐ見つけた時は嬉しかったですね。
毎日のように見に行っていました^^

G’z oneの特色「濡れに強い」「衝撃に強い」をアピールする4パターンのショートムービーでほんの数分ですが短編ドラマを見ているようで中々面白かったです。

落とす男
喫茶店で女の子の気を引く為携帯をわざと落としそこから出会いが始まる。
でも次は目当ての女の子は知らん顔、幼い女の子に拾われてしまう。
絵に描いたようなちんぴら振りが可笑しいです。

濡れる男
彼女に振られ、雨の中濡れながら公園で返信を待っている青年。

感じる男
seatideなど若い人向けの特徴の紹介です。土曜の朝お母さんからの電話で起こされる場面から始まりますが」関西弁のやりとりが楽しい。

走る男
ジョギングする青年。高校時代陸上をやっていたそうですが綺麗な走りを見せてくれます。

それと4編のメイキング。

今見ても中々良く出来ています。
ただ、いつ撮ったのでしょうか、とがった感じがして一寸痩せすぎにも見えます。
肥ったと言っては文句を言い、痩せていても文句を言い玉ちゃんもやってられないわね(笑)

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八重の桜 第24話 二本松少年隊の悲劇

第24話 二本松少年隊の悲劇

先日病院で受診待ちをしている間、待合室のTVが「風と共に去りぬ」を映していました。
たまたま前半のクライマックス、アトランタ炎上のところでした。
画面いっぱいに映し出される駅周辺に横たわる大勢の負傷兵。
スカーレット達が馬車で脱出する横を通る戦場から引き上げて来た大勢の敗残兵。
炎の中を脱出したレットは今から敗戦の決まったような状態の南部同盟の最後の決戦
に兵士として参加すると言います。
自分にも南部魂があった、大義の為に戦うと。
思わず戊辰戦争と重ねて感情移入して見てしまいました。
会津の人達、奥羽同盟の人達の思いに。

前置きが長くなってしまいました。
白河城は奪回出来ず白河口は苦戦しています。
新政府軍との武器の差の大きさに総督の頼母は再度恭順を主張しますが聞き入れられず他の家老達と溝は深まり容保から総督を解任されてしまいます。
後任は内藤介右衛門、梶原平馬のお兄さんですね。セリフあったの始めてかな・・・

大蔵の守る日光口は完全に防いでいるものの、新政府軍は各地を落とし会津目前の二本松迄進攻して来ます。
二本松では同盟を守って戦い、少年達も城を守る為に戦います。
八重に達磨を貰った成田才次郎やかって八重が出会った少年達も木村銃太郎に率いられて銃を取って戦います。
才次郎は重傷を負い日新館に運ばれ八重に抱かれて命を落とします。
才次郎は14才、他の少年達も12才から17才~今の小学校高学年から中学生の年令ですね。
知っていた事なのに涙が・・・

京では覚馬が自分に出来る事をと国のあるべき姿等をまとめた意見書を書き上げ時栄に託します。西郷の目に止り覚馬が世に出るきっかけになった管見ですね。

又松平春嶽が岩倉と木戸に会津の恭順の申し出を何故受け入れないと迫りますが叡慮であると退けられてしまう。
あんた達の作った国は最初から歪んでいると言う春嶽さん、このドラマで初めて格好良かったですわ。

以前海音寺潮五郎さんの本で白虎隊と太平洋戦争を例に「戦争で少年を戦場に出すようになったら戦い続けてはいけない、降伏すべき」と書かれているのを読んだ記憶があります。
その降伏を許さない薩長って鬼畜と言われても仕方ないかなと思ってしまいました。

次回はいよいよ白虎隊出陣
益々辛い話が続きます。

しかし見ていて感動しても事実に感動するだけでドラマとしてはどうなのか、
組み立てが下手ですね。
人物描写も作者が容保と尚之助を持ち上げる余り他の人達が八重を含めて薄っぺらくなってしまっています。

何より違和感があるのはNHK側が「東北、会津の復興支援」とうたっているのにその姿勢が余り感じられません。
復興なら会津の汚名を雪ぐ為京都守護職始末を書いた浩をもう少しちゃんと書いて欲しいものです。
今回も日光口の戦いで谷干城は登場せず、健次郎にあれだけの尺を使う、こうなると明治以降山川家のメインは健次郎かなと疑いたくなってしまいました。

毎回文句ばかり言ってますがお気に召さない方はお出でにならないと思っているので又stress発散を続けるかも知れません・・居直ってます^^

*訂正です。日新館で亡くなった二本松少年隊の隊士は才次郎から達磨を受け取った篤次郎でした。

農家のヨメになりたい~八重の桜intermission

八重の桜が始まって玉山さんが出演される嬉しさに1話ごとに取り上げて来ましたが、半ば近くでもう息切れがして来ました^^

折角山川大蔵と言う素敵な人にcastingされながら余り素敵に書いて貰えなくてstressが溜まっているのもあります。
又お話も戊辰戦争始まって以来暗く辛い話が続き、大蔵さまも中々笑顔を拝見出来なくなっています。

そこで昔の若い玉ちゃんに一寸お目にかかる事にしました。
「農家のヨメになりたい」
2004年NHKの当時月曜にあったドラマ枠での放送です。

主役は深田恭子さん、相手役は中村俊介さん。
お話は深田恭子さん演じるOLの和子(わこ)が付き合い始めて好意を持った誠が会社を辞めてしまったのを追いかけて行く所から始まります。

誠は祖母タマが一人でやっている農業を継ぐ為に農村に帰ったのですが和子は週末や有給休暇を取ったりして誠の家に押しかけ、農業を手伝います。
慣れない農作業に失敗ばかり、タマは厳しいし肝心の誠は和子に関心がないから東京に帰れと、とても冷たい。

しかし和子は失敗を繰り返しながら一所懸命なひたむきさでタマや誠の心をつかんで行きます。
最後は誠と結ばれるお決まりのハッピーエンドです。

途中農業経営の難しさがちらりと入ったりしますが大方は悪い人は一人もいないし、ほのぼのとしたストーリーで中々楽しめます。

玉ちゃんは誠の幼馴染で苺農園の跡取り清和希望(のぞみ)、母を亡くして父親と二人で観光農園をやっています。当然^^和子を好きになると言う役どころです。

これがとても良い役なんですね。一寸単純だけれども苺作りにに誇りを持ってもっと大きくしていきたいと働いている好青年です。
冷たい誠より希望の方がよほど魅力的なんですが、主役じゃないのよね。
でも第3話の「イチゴの涙」ではほぼメインで登場します。
玉ちゃんはその好青年役をとても自然に伸び伸びと演じています。
儚げで影のある役を得意とするなんて信じられないくらいですが「阪急電車」や「綱~」はこの延長なのかもです。
9年前で24才の時ですが可愛いですねえ。

他に誠の祖母タマに宮本信子さん、希望の父に松山政路さん、和子の両親にガッツ石松・宮崎美子さん、そして加藤武さんなど。

今思うと若い玉ちゃんに会う機会を本当に沢山逸しています。
実はこのドラマの前番組「菊亭八百善の人々」は見ていたのに次のこの作品をどうして見なかったのか悔やまれます。
見ていれば「直球ど真ん中」の彼、多分好きになっていたと思うのですが、それは今の事で当時は可愛過ぎて気に留めなかったかもです。

脚本は小松江里子さん。B☆B、天地人と素敵な役を玉ちゃんに書いて下さっています。
天地人の景虎は最後が残念でしたがストリーブックでは炎の中で死ぬようになってますから演出で変えちゃったんでしょうか。

そして製作は内藤Pです。
景虎さん、大蔵さんと素敵な役にcastingして下さっているのに何故かどちらも脚本や演出で残念な事に・・・又良いお役を下さいませね。
そうそう「アルマ」の有川大尉は素敵でしたけれど。

同じ眉間に皺を寄せて難しいお顔でもこんなに可愛かったです^^

6a  7a

八重の桜 第23話 会津を救え

第23話 会津を救え

新政府軍が仙台に到着、会津を討つように命じます。
その知らせに日光口に向かう大蔵達は城に呼び戻されます。

生死がわからない覚馬を思って塞いでいるうらを八重は道場に連れ出します。
みねに教える為にと言われても踏み出せないうらですが、亡き夫に申しわけないと稽古に現れた修理の妻雪の姿に前向きに気持ちを切り替えます。

江戸では慶喜が江戸城を明け渡し水戸へ出発します。
その日勝に述懐する慶喜
「そなたが仕えて来たのは自分では無く幕府だ、自分に家臣がいたろうか、会津のように君臣一体となる家臣が・・・
徳川は残り、江戸も無事、しかし会津はどうなる。

仙台藩と米澤藩の家老が平馬達重職と協議の為会津を訪ねて来ます。
会津を救いたい・・会津の問題は奥羽全藩の問題だから、と。
諸藩が結束して嘆願する事に。

会津藩は指揮官として白河口は西郷頼母、越後口は佐川官兵衛、日光口へ大蔵を派遣します。会津に合流している新撰組は白河口に。
此処で近藤の最後が語られました。

城内の祠に三郎の月命日のお参りをする時尾に自分も祈りたい人がいるから、と一所に手を合わせる斉藤、二人の出会いですね。

奥羽列藩同盟の嘆願書は参謀の世良に破棄され、しかも総督府に送った「奥羽皆敵として討つ」との密書を手に入れた仙台藩士に世良は暗殺されてしまう。 

世良の暗殺は全面戦争の始まりになりました。
最初に攻撃された白河口は圧倒的な武器の差で落城。

その一方官兵衛は長岡藩の河合継之助と同盟について交渉、奥羽越列藩同盟が成立。

八重は白河の負傷兵の看病に当たりますが後年の看護婦への布石ですか。

と23話を追って書いて見ましたが、奥羽列藩同盟から奥羽越列藩同盟が成立するまでの経緯の説明回でしょうか。

斉藤と時尾の出会いは自然で良かったけれど、慶喜の話は・・どうして慶喜に会津についてこのような事を言わせたんでしょうか。私には違和感がありました。

もっと気になったのが世良の書き方です。絵に描いたような悪い奴で失笑ものです。
そして尚之助さんはいつ出世したのかな、重職に混じってましたね。

大蔵様は・・・作者の解釈はこういう人なんだとあきらめるしかないですね。
格好良いから良いじゃないかと言う友人もいますけれど、どうも。
容保の書き方についても言いたい事はいっぱいありますけれど・・・

そして来週は「二本松少年隊の悲劇」
白虎隊より悲劇的な話です。見るの辛いでしょうね。

NHK大河ドラマストーリーより

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八重の桜 第22話 弟の仇

第22話 弟の仇

容保は僅かな供を連れて江戸から会津へ引き上げます。
会津では帰国して来る藩士達に混じって中野竹子の母と妹、大蔵の姉二葉の姿が。
大蔵と平馬の無事を聞いて安堵する登勢や艶たち山川一家と八重に覚馬と三郎の安否を問われて口ごもる二葉。

二人の死は三郎の形見の軍服を持ち帰った尚之助から告げられます。
事実と違って大蔵が看取る設定にしたのだから大蔵が届けるのかと思っていたので少々不満が・・・

八重は激しく取り乱し三郎の仇をとると鉄砲を持って走り出し訪ねて来た大蔵とぶつかります。尚之助に抱きとめられて号泣する八重。

容保は家督を譲って隠居しますが、恭順はするが攻めて来られれば戦うと宣言。
その為に軍制を洋式に改め訓練を開始します。
この調練を指導するのは江戸で洋式訓練を習って来た尚之助と大蔵です。
何で尚之助?このドラマ、主人公の八重が至る所に出没しない代わりに尚之助が方々に出てきますね。
大蔵ほこれから日光口の守備へ向かうと言い、尚之助に八重の様子を聞きます「あんな八重さんは初めて見た」と。
一体何時までつまらない初恋設定続けるのかしらね。

一方新政府軍は江戸に対して三方から攻め登り総攻撃を開始。
勝海舟は西郷に総攻撃を中止するよう嘆願します。有名な所ですね。
西郷は嘆願入れ総攻撃を中止します。
その時の西郷の言葉「さて振り上げた拳を何処に下ろすか」・・

京の薩摩屋敷に監禁されている覚馬も会津は朝廷に刃向かうつもりは無い奥州討伐を止めてくれるようにと嘆願書を書き西郷の許に届きます。

しかし新選組はじめ幕府軍の生き残りが会津に集まっているとの情報が。
会津の運命は窮りました。

斉藤一が会津に到着してましたね。
健次郎も八重に鉄砲を教わるシーンに登場してました。

この回やっと八重が主人公らしくなって来たように思えます。
これから沢山の人が死に、辛い話が続きますが、少なくとも八重の活躍は書かれるでしょうから少しは見ごたえのあるドラマになるかな、と期待したいです。

しかし大阪引き上げの顛末は簡単すぎましたね。
大蔵の「陪臣なのに一日大阪城代になった」と言う良いエピソードもあるのに取り上げないし。この作者は容保にしか興味が無いのね。

大事な箇所をナレーションで済ませたり、ドラマの後の紀行で説明したりして、作者が興味を持って詳しく書くところと、見たい所が違っちゃってるのが私には辛い所です。

大蔵さんですが熱血お馬鹿さんの前回より少しましになってますね^^
知将と呼ばれた戦いは目前です。
知的な方向にシフトしないと辻褄が合わなくなっちゃいますよ。

フランス語で号令かけてましたね^^

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一寸羽織の紐の色が気になって
どう見ても彼の身分に相当するお納戸色には見えないんですが。
決まっていたのは登城の時だけで普段は何でも良かったのかしら。
* 後で知った別の資料では一つ上の格がありました(家老・若年寄)
  紫紐勝手次第、式服以外夏薄柿色、冬空色とありました。失礼致しました。
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司馬遼太郎さんと会津&山川大蔵

ドラマの大蔵さんが(演じてる玉山さんも)気の毒でストレスが溜まる一方です。
この作者は容保を書くのに今までの殆どを費やして大蔵だけでなく修理や八重でさえ置き去りにしているように受け取れます。
人間そのものそして人と人とのドラマが書けていないので感動を呼ばない・・・あらすじを見せられているようでほんとに味気ないです。

以前読んだ司馬遼太郎さんの著書を引っ張り出して大蔵さん関係を探して見ました。
司馬さんは浩を公平に評価していたと思ったので一寸発散しようかと^^

司馬さんの著書で会津と言えば容保の一生を書いた「王城の護衛者」が有名で、政治感覚の無いそして愚直な迄のまっすくな気性と書かれています。
孝明帝から賜った御宸翰に感激、帝に忠誠を誓う容保の姿を後醍醐帝における楠木正成、リチャード王とロビンフッドに例えてとても判りやすく説明されていました。
御宸翰がなければ彼の一生は違ったものになっていたかも知れないとも。
いずれにしても権謀術策の渦巻く京都における容保の政治感覚の無さが会津の悲劇につながったんですね。
この書の中で山川大蔵は家老として登場しています。
西郷頼母、萱野権兵衛と並べて学識、胆略の点で諸藩に迄知られた人物となっています。
ドラマとは違い過ぎて泣くに泣けないわ。

それと西郷隆盛主人公の「翔ぶがごとく」
単行本全七巻の第六巻から山川浩が佐川官兵衛とともに登場します。
かつて戊辰戦争の時日光口で対戦し浩の才能に感服して官界へ招いた土佐の谷干城とのいきさつなどから西南戦争での戦いぶりなど。

司馬さんの作ではエッセイの「街道が行く」に会津が何章か出ています。
三十三巻の奥州白河・会津の道
中でも「東西戦争」は戊辰戦争のいきさつがとても判りやすく書かれています。
そのほかでは「会津藩」「幕末の会津藩」「容保記」など。
「会津藩」の中に京都守護職始末の著者として山川浩が出て来ます。

「京都守護職時時代容保に命ぜられて常に側近に侍しこの間の事を身を持って知る立場にいた人」
「激動期の当事者の一人が後年冷静な態度で史録を書いたと言う例は多くない。会津は一人の山川浩を持った事がせめてもの幸いだった」
「その晩年旧藩のことを雪辱すべくこの史録を書いた」
「堂々たる修史事業・・・」等。
弟健次郎の協力で出来た事から健次郎の事など。

もう一巻四十一巻北のまほろば
「移って来た会津藩」「会津が来た話」「斗南の人々」
この中でも斗南の藩政を担当した三人として浩の名があります。
広沢安任、永岡久茂そして浩
「廃藩置県後、官に招かれ最後には陸軍少将、貴族院議員になった。
官途についたのは私利の為でなく斗南の孤立を防ぐ為で当時の斗南人もよく理解していた」等

ドラマ八重の桜の大蔵さんについては西南戦争から晩年会津の汚名を雪ぐ為京都守護職始末を世に出そうとした所迄見たいと思っていましたが、今までのような書かれ方をするならもう会津落城迄で良いです。
実在の大蔵さんに悪いしなにより一所懸命やっている玉山さんは気の毒でもう見たくないです。

ドラマとしては・・後半京都へ舞台が移ってからは歴史から距離をおけるし作者の守備範囲の市井のお話が多くなると思うので面白くなるかもしれないですけれどね。

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