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晩年の浩さん

明日15日で最終回です。
50回、まあ良く見続けたものです。
最初2ヶ月くらいは期待してかなり好意的に見ていましたが舞台が京都に移ってからは、特に浩さんに関しては期待はずれ、の事ばかり。
愚痴や文句が多くなりましたがそれでも終わってしまうと思うと淋しい・・・勝手ですね。

それでと言う訳ではないけれどドラマで取り上げてくれなかった浩さんの晩年を少し追ってみようと思います。勿論頭の中にある浩さんは玉山さんです^^

明治16年。ドラマでは第43話「鹿鳴館の華」
浩さんは大佐で陸軍省人事局長です。
問題の腕相撲の回ですが八重をどうしても絡ませたかったのでしょうが一寸酷い展開でしたね。会津は賊軍だから、と固辞する浩に大山が従兄弟で西郷隆盛の弟従道を使者に立て自分も賊軍の身内だ、と交渉する事実の方がずっと面白いのに

明治19年。ドラマでは「不義の噂」覚馬と時栄の離婚の回でした。

ドラマでは取り上げられなかった浩さんですがこの年はかなりの変化のあった年です。
まず文部大臣森有礼に乞われて陸軍在籍のまま東京高等師範の校長に就任。
続いて姉二葉が舎監として勤務する東京女子高等師範の校長も兼務。
人格識見を高くかわれていたんですね。
更に陸軍少将に昇進。陸軍で会津出身者では始めての将官ですね。
この昇進に長州出身の山県有朋が「山川は会津出身ではないか」と激怒したと言われています。
山県が欠席した会議で昇進を決めた為山県が激怒、天皇の勅許を頂いたと云う話を読みましたが何で読んだか忘れました。

明治23年。
第一回の総選挙に出馬しますが落選、しかし一ヶ月後勅撰の貴族院議員に任じられ、軍人、教育者に更に政治家の顔が加わります。

明治24年。
従三位となりますが健康を害して教職を辞任。
別荘で療養生活に入ります。
まだ40代ですが若い時から責任者として藩を支え続けた苦労が、特に斗南での辛苦が健康を蝕んだのでしょうか。
なお浩さんは旧主松平家の家政を見ていましたが替わって健次郎が見る事になりました。

明治26年。第49話
容保薨去。
でも病床で山川兄弟にご宸翰を見せて機を見て世に出して欲しいと言うのは創作ですね。
それより孝明天皇の皇后英照皇太后からお見舞いを賜ったお話の方が・・・

明治27年。日清戦争勃発。
49話であっと言う間にすぎてしまいましたが清国と交戦。勝利します。
大本営が置かれた広島で臨時議会が召集された為貴族院議員の浩も出席しますが、この広島行きが病状を悪化させた、と伝えます。
なおこの時浩は参戦したいと申し出ますが大山巌から万一の時将官の死は全軍の士気に影響すると忠告され思い留まっています。多くの顔を持つ彼ですがやはり武人として全うしたかったのでしょうか。

明治30年。
1月、孝明天皇30年式年祭が宮中で行われ浩も参列し、健次郎の家に泊まり兄弟の間でご宸翰を世に出し会津復権をはかりたいと「京都守護職始末」執筆の話合いがなされました。
元になったのは松平家所蔵の会津藩が京都守護職在任中に作成した藩の記録である「会津藩庁記録」です。
これは一時所在不明でしたが会津藩士南摩綱紀が京都中学に勤務中に発見したと言われています。
川崎尚之助の入り込む余地など全くありません・・・又言っています^^
健次郎さんが覚馬に取材する事も有り得無い。
まあ全部山本家に関係付けたいのでしょうが。

南摩綱紀は秀でた漢学者で東京帝大、東京高等師範の教授を歴任していますから山川兄弟との接点がありますね。

明治31年。
男爵に叙せられ華族となります。
「京都守護職始末」執筆を始めた浩ですが、病状が悪化、後を健次郎に託して52才で亡くなりました。
中村彰彦氏は「山川家の兄弟」の中で薨去と記されています。
浩さんは三位ですものね。
快男子と言って良いですよね。波乱万丈の一生でした。

それと浩さんのもう一つの才能、歌を良くして桜山集と言う歌集を残しています。
近代デジタルライブラリーで見る事が出来ますので興味のおありの方はご覧になってみて下さいませ。

ここまでお読み下さいました方、私のストレス解消にお付き合い下さいまして有難うございました。

多くの本、資料を参照しましたが主に中村彰彦氏の「山川家の兄弟」から使わせて頂きました。著書の中に出典を示していらっしゃいます。
それと星亮一氏の「会津将軍山川浩」の巻末に載せてある年表も参考にさせて頂きました。

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