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雨が降ると君は優しい 最終回

奈美を連れ車に戻る途中、信夫は真っ赤なドレス姿でラブホテルから出て来る彩を目撃します。

その様子を成人した奈美が語ります。
「バリバリドカン 彼女・・・ママは信じられないほどの喜びを感じていた。愛しい彼が自分の事で壊れて行く事を、そして自分も一緒に壊れた事に」

奈美を連れて志保のクリニックに来ている彩。
彩は信夫から離婚を切り出された事を告げます。自分から言い出したのだから慰謝料や養育費は出来るだけの事をする、と。
彩は嫌われたくないと言う思いともういらないと言って欲しいと言う心の葛藤。
私はずっとその言葉を待っていたのだと思うと言います。
志保は彼は限界を超えてしまったのね、と痛ましげに答えます。
そして彩が憑き物が落ちたような顔をしている、嫌われたくない、でも嫌われてしまいたい、そんな葛藤が赤い百足になったのだと。もしかしたら彼と別れる事で赤い百足は死んだのかも知れない、と言います。
そして彩は志保の許に奈美を置いて姿を消してしまいます。

倉田の事で小野田が示談に応じた為、挨拶に訪れた信夫は小野田の言葉にショックを受けます。かつて小野田に作品を酷評され、作家を諦め編集者になった事について、
選択肢のある人間は作家にはなれない、与えられた場所だけを掘り下げる人間だけが作家になれる、と。

小野田の家にいる百合から真壁に連絡が入ります。
小野田の精子を人口受精させようとしているのは彼でなく家政婦だ、と言うのです。
その為に洗脳をされて来ている。
実は母康子にもその疑いがあったので倉田は娘の百合を小野田に近づけたのでした。

信夫の所に同僚の堺が訪ねて来ます。
家事や奈美の面倒を見て二人の動画を撮って帰ります。その夜何故か信夫は少年時代の海女の夢を見ます。
海女との関りは只惹かれただけ?そして彼女に似ていた彩に強く惹かれたと言う事なんでしょうか。
倉田は百合から洗脳の話を聞き、妻康子は小野田に恋した挙句絶望の為自殺したのでは無い事を知り祝杯を挙げてしまい、酔って車にはねられてしまいます。

信夫はホテルの一室を片付けていますが、そのホテルは作家の河野の住まいでした。
新人作家の為に用意した、と言う信夫にそんな奴はいない、ここでずっと前から小説を書いていたのかと言う望月。
河野は現実逃避の為信夫の創りだした彼自身だったのですね。
小野田の言葉で現実を見つめ直す事に気づいたと言う事なんでしょうか。

酔って事故に遭い譫妄障害が起こってしまった倉田は、志保に康子と呼びかけてしまいます。何度も繰り返す倉田の事を百合は志保に事情を説明、祝杯を上げたのだ、と言いますが志保は「私には関係ない」と言い捨てます。

信夫の家を訪れ奈美の面倒を見るようになっていた堺は、動画を撮って玲子に匿われている彩に送っていました。
堺は彩は奈美を捨てたと言う信夫にあなたも彩を捨てたでしょうと言う。
我慢の限界だった、と言う信夫に堺はいつ捨てるか時期は問題ではない、優しくないと言います。
二人でいれば何も要らない、それは不自然でしょう、優しく無いと言われればもうそれで良いと信夫は答えます。
しかし信夫は奈美が小指だけを立てられず指切りが出来ない事を知り自分も幼い頃同じだった事を知り愕然とします。
もしかしたら自分の子ではないとずっと心の底に在った疑い。
そして彩がパパは独りぼっちだからずっとパパの傍に居てと奈美と約束した事を知り、パパは優しくないね、と泣きながら奈美を抱きしめるのでした。

小野田の家では家政婦が百合に人口受精をしようとしていましたがその時小野田が残りの精子を処分しようとして蔵に火をつけます。
家政婦に助け出された小野田は心臓発作を起こし亡くなります。
その家政婦柳川善美は信夫が気づいた事でしたが書けなくなっていた小野田の代作をしていました。
倉田は彼女に自分の小説を書くように勧めます。

信夫は会社を退職、奈美と二人で島へ移り住む決心をします。
子供の頃に暮らした島でしょうか、説明はありませんでしたが。
倉田は信夫に原稿を送る。mailaddressは変えるな、と言います。
最初、原稿を送れ、かと何度がくり返し聞きましたが「送る」でした。
収入の道が無くなる事を気遣ったのですね。
一寸したエピが入ります。
社の階段で没になった原稿を叩きつけて悔しがる若者にそっとその原稿を差し出す信夫。
その青年は河野を演じていた征木さんでした。

そして志保は倉田と別れてカウンセリングの勉強の為渡米します。
空港迄送る信夫は彩は島に来るかと聞く志保に彼女は私と別れたいと思った事は一度もありません、だから彼女にとってどこにいても同じ事ですと言います。
志保と倉田の関係も、もしかしたら数年後修復の可能性もあるかのようなnuanceの終わり方でした。
そして玲子と堺の許に島で暮らす信夫と奈美の動画が送られて来ます。
築100年の古い家に住み、自然の中で暮らす信夫と奈美の日常がありました。
何故堺が訪ねて来て動画を撮っていたのか信夫は知っていたのですね。

小野田の家政婦だった善美が作家として成功、彼女の名を冠した賞を「奈美」が受賞した事が語られます。その奈美が信夫のその後を語ります。
「彼は小説は書かなかった、その代わり彩との日常を日記に書いていた。
その日記を自分には才能が無いからと成人し作家となった奈美に渡します。その日記を許に父母の事を小説にした。」
日付から見るとこの時は30数年後です。

そして又現在。
信夫から送られて来た動画を見る彩の姿が。
雨の中信夫と奈美が畑にいます。信夫の言葉を何度も何度も再生し聞く彩の姿がありました。
「彩!この島は信じられない程雨が多い」
そして島へ渡る連絡船に彩の姿がありました。
雨の中小さな埠頭でしっかり抱き合う信夫と彩。彩にしがみつく奈美の姿も。
二人はそれから島で暮らした。信じられないかも知れないけれど彼らは一歩も島から出なかった。だってその必要がないから。by奈美

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コメント

菜の花さん!
「雨が降ると君は優しい」素敵なタイトルですが、なんと重い
内容だったでしょう。
もう一度見ようとは思ってはいますが、まだ見る気になれないでいます。
登場人物、みんなが問題をかかえているなんて、私の理解を
超えています。
そんな中での玉山さんのメリハリのある演技は、光っていましたね。
そして、子供との演技が、私をほっとさせてくれました。

次の作品が待ち遠しいです。

ゆうさん こんばんは
コメント有難うございます。

重い内容でしたね。
見るのが辛い場面も多くて胃が痛くなることも度々でした。
どんな結末になるのか、ハラハラしましたが、最終回が悲劇に終わらず本当に良かったと思います。

重いけれど私は好きでした。
野島さんの作品で初めて好きになった作です。
やはり玉山さんの存在が大きいですね。
格好良さを消して、誠実で優しい信夫になっている玉山さんはとても好きです。

最終回のreviewが良い加減だったので消して書き直したいのですが
時間が無くて・・・

又お越し下さいませ。

こんにちは、2度目のコメントをさせて頂きます、めぐりんです。
雨が降ると君は優しいは、深い深い良い作品でしたね。
若手作家流星先生、6話で妄想かなぁと思いました。流星先生の言葉が信夫の過去なら、彼を虐待していた娼婦の母親が殺されたのを排水口で見つけたという事ですよね。立木ちゃんが殺したとか?と言うセリフもあったので、信夫も母の死に関係があり、それが原因で過剰な自己抑制をしているのかもしれませんね。彩に惹かれたのが母に似ていたからなら、同じように多数の男性と関係を持つ事実を知った時はショックだったでしょうね。信ちゃんには女難の相が出てます、絶対。
最終話に幸せな結末が待っていて良かったです。じゃないと信ちゃん可哀想すぎです。
武藤さんも凄かったですが、信ちゃんはその上を行きましたね。凄い俳優です。
玉ちゃんはエマと真理子と奈美とどうも気の強い女の子を育てる運命みたいですね。まあ、どの子も父親思いですが(^^)実のお嬢さん、優しいパパ思いの子に育ちますように。
長々ととりとめもなく書いてしまってすいません。このドラマ、奥が深すぎてまだまだ語ってしまいそうなのでここら辺で失礼いたします〜。菜の花さんの感想もまた書いてください。楽しみにしてます。

めぐりんさん
こんばんは
コメント有難うございます。

お返事遅くなってごめんなさい!
選挙と台風でTVの中も、家の中も騒々しくて、遅くなりました。

雨が降ると君は優しい、確かに深い内容の作品でしたね。
河野流星が信夫の分身だと言う事に気づかなかった(もしやと頭を掠めた事はありましたけれど)事でドラマの本質を見誤りました。
海女である娼婦と信夫の関係はご指摘のとおりかも知れませんね。
只あの彼女を見つめる信夫少年の眼差しが母親を見る視線には思えなかった事が
まだ納得できないでいたりします。

もう一度最初から見直して感想上げますね。
又いらしてコメント下さいませ。

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