麒麟がくる 第21回
第21回 決戦桶狭間
今川勢は尾張へ進攻。元康の率いる先鋒の三河勢は大高城に入ります。
その元康の前には於大の方の使いの菊丸が。
織田は三河を返すと約束したと言う菊丸に、元康は今川と織田の兵力の差は大きい、家臣に負ける戦はさせられない、又今川を裏切る事は出来ないと答えます。
信長の許へ於大の方と水野信元の説得が失敗したとの知らせが入ります。
信長は籠城すると家臣に告げ、帰蝶には家中にいる今川の者の耳に入るようそう見せかけ、善照寺砦に兵を集めて戦うと言います。
大軍と言うが義元は用心深い、駿河に兵を残しているはず、またその用心深い義元が城の外に出た今が討つチャンスだと。
そして幼い男の子を帰蝶に引き会わせます。吉乃に産ませた奇妙丸だといい、自分たち二人の間には子がいない、もし自分死んだらこの子を育てて欲しい、と言います。
そしてこの10年そなたを頼りに思ってきた、尾張の行く末をそなたに託す、と言うのでした。
鷲津、丸根の砦は今川の手に落ち、信長は善照寺砦へ出陣。
入れ違いに光秀は清州に到着します。奇妙丸を抱いた帰蝶は光秀に天から降って来た大事な預かり物じゃと言います。
光秀は左馬之介と善照寺砦へ信長の後を追います。
今川の主力が桶狭間に差し掛かることを知った信長は義元の兵力が分散されると計算の上一気に桶狭間に向かいます。
一方大高城で休息をとっていた元康軍に今川はすぐ桶狭間に向かうように命令。戦いの後一睡もしていない家臣たちの為元康は出陣を拒みます。更に今川が三河守に任官した事が今川からの離反を決心させるようです。
桶狭間で休息をとっていた今川勢に織田軍は一気に攻め込みます。
輿を目当てに義元一人をめがけて、そして毛利新助が義元を打ち取ります。
なんと毛利新助さんは今井翼さんでした。
引き上げる織田軍を道の傍で待つ光秀。
お見事でございましたと言う光秀に信長は褒めてくれるのか、と言います。
子供の頃から誰も自分を褒めてくれなかった。そして帰蝶様はお褒めになるでしょうと言われ、帰蝶は何をしても褒める、あれは母親じゃと言い、又会おう、と立ち去ろうとします。
その信長にこれから何をなさいますかと問う光秀。信長は、帰蝶を喜ばせる」為に美濃をとると答えます。更にその先は」、と問う光秀に信長は答えず」笑って去って行くのでした。
光秀は誰にも手出しの出来ぬ大きな国を作る、と言う道三の言葉を思い出していました。
そうそう忘れるところでした。
東庵と駒は京へ帰る事にします。
その駒に元康から信長の計らいで三河に帰れる事になったと言う文が来ていました。
この21話で暫くお休みと言う事ですが、丁度前篇の終りと言った感じで不自然なところもなく上手に終っていたかな、と思いました。
知られていなかった光秀の人生の前半が終り、これから色いろな事件をどう描いて行くか、楽しみに待ちたいと思います。
ただ帰蝶さんは可哀そうですねえ。お母さんになんてなりたくないと思う。
このドラマで一番好きなのでそう思うのかしらね。川口春奈さん、ピンチヒッターで大健闘だと思います。
失礼して本のご紹介です。
乃至政彦さんの著書
信長を操り見限った男 光秀
河出書房新書
織田家の家臣となるまでの光秀の出自、経歴など綿密な考証で書かれています。
ドラマがお休みの間にいかがでしょうか。
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