第33話 比叡山に巣食う魔物たち
朝倉、浅井の連合軍と戦う信長の軍。
朝倉、浅井は比叡山に立てこもり、その上大阪の本願寺,近江の六角や長島の一向一揆勢などに織田軍は取り囲まれる形になりました。
光秀は朝倉との和議をはかります。長年世話になった恩返しの意味もあっての事です。
しかし義景は比叡山の座主覚恕から信長を討つよう命じられていました。
覚恕は正親町天皇の弟ですが、美しく生まれた兄に劣等感を持ち、富と権力に執着しています。そのため叡山の持つ利権を奪う信長を恨んでいるのでした。
又、一向宗の信徒らが信長の弟信興を討つと言う事件が起こり信長は激怒。
その時菊丸が摂津晴門と覚恕が手を結び和議の邪魔をしていると言う情報をもたらます。
信長は和議を図る事で帝を頼ります。
帝は誰もしてくれない御所の修理をしてくれた信長の為仲立ちをして和議は成立します。
双方兵を引き戦いは一応収まりました。
義昭の養女と筒井順慶の婚儀がまとまった祝いの席に招かれた順慶と領土争いをしている松永久秀は怒って立ち去ります。
光秀は摂津晴門に何故このような事をするのかと問い詰めますが、晴門は戦は終っているではないか、と言い光秀は信長様の戦はまだ終っていないと怒るのでした。
そして信長は叡山への総攻撃の命令を下すのでした。
第34話 焼き打ちの代償
信長は伊勢、近江の一向一揆を討ち、比叡山の総攻撃にかかります。
一人にも逃さず斬れ、と言う信長の命令に背いて光秀は女、子供は見逃すよう部下に命じます。
しかし信長から働きの褒賞に近江2万石を与えられます。
京では逃げて来たけが人を義昭が二条城の庭で医師に手当てをするよう命じています。
義昭は信長が叡山を攻めた事を怒っています。
摂津は義昭が信長を恩人として遇するので皆強く出られない。この際信長との関係を断つべきだと言います。
そして大和の国で領土争いをしている松永久秀と筒井順慶を利用して幕府の敵か味方かを明らかにすれば兵は集められる、
義昭にその覚悟があるか、と。
光秀の京の館では娘のたまがこの戦に恨みを持つ者から石を投げられ怪我をします。
東庵のところで手当てをして貰っているところへ駆けつけた光秀は駒に会います。
駒から幕府が順慶の味方をして久秀と戦うと言う事だが光秀は知っているか、と問われます。
順慶に会った光秀は彼から本音は戦いたくないが先祖からの領地は手放したくない、と言うのを聞き、二人を会わせれば戦は避けられるのではないか、と考えます。
堺の今井宗久に二人の会う席を設けてくれるよう頼むのでした。
比叡山関係の2話まとめてup しました。
覚恕は信玄を頼って甲府へ行っている場面があったのでまだ続くのかしら。
金ケ崎の退き口の場面と並んでいくらでも大掛かりにできるところですが、コロナ禍で大掛かりなロケは無理、と言う事なのかセリフの説明に頼る場面が多いのは仕方ないのかなと。
予見したわけではないでしょうが...長谷川さんはじめ上手な俳優さんが多くて良かったですね、と言いたいです。
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